四十本 ページ41
威榧side
『……………』
狛「何それ…？」
ウ「ぷすー、くすくすっ！ウサミストラップでーちゅ！あのね、お腹を押すとなるんでちゅ」
ウ「『あちしはウサミ…魔法少女ミラクル★ウサミ、ちょっぴりスイートなミルキーッ娘でちゅ！』カワイイでしょ！らーぶ、らーぶでちょ！」
十「…くだらんな」
澪「あーあ、期待して損した…」
花「むしろ、期待した自分を恥じちゃうよ！」
俺の手の上で転がるウサミのストラップは…
何かを期待してここに来た皆には不評みたいだ…
七「そうかな？意外と可愛いと思うけど、特に耳がウサギに似てるトコとか…ね、威榧君...」
『えっ？…うーん、まぁ可愛く...見ようと思えば…』
ウ「まぁ、ウサミって言うくらいだから、ウサギでちゅよね！」
けれど...次の瞬間には
砂浜にいくつものウサミストラップが転がった…
まぁ…みんなは受け取るのとほぼ同時に
それを砂浜に投げていた
ウ「ちょっと！ゴミで自然を汚しちゃダメ！」
澪「ゴミって言っちゃってるじゃないっすか！」
ウサミははしょんぼりとストラップを拾い集めると
寂しそうな顔を俺達に向けて言った
ウ「うう…せっかくもう1つプレゼントを用意したのに、そんなに悪い子だとあげたくなくなっちゃいまちゅ…」
辺「…ん？まだ何かあるのか？」
ウ「ま、ウサミストラップに比べたら、全然大したものじゃないんでちゅけど…あのね“動機”を用意したんでちゅ」
日「ど、動機…？」
ウ「そ、ミナサンが仲良くなる為の“動機”でちゅ、せっかく南の島に来たんだし、それっぽい事をした方がいいかなーって」
終「…なんだ？お楽しみパーティでもやんのか？」
ウ「ピンポーン！」
ソ「お祭りですか？では、お神興ですかね？わぁ、素敵です！」
花「ところで、ソニアさん…ぼくの下半身が腫れてしまっているので、お口で吸い出してくれると非常に助かるのですが！」
狛「ちょっと！花村クンってば！」
『そういう事言うのやめなよ…』
ソ「下半身ですね、わかりました」
狛「ソニアさんもわかっちゃダメだって！」
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作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2023年11月11日 3時
