四本 ページ5
威榧side
ーーーーー
ーーーーーーーー
皆はある程度気の合う人達と固まって
この状況の打開策を考えていた
狛「Aはこの状況、どう思う？」
『どうって…よく分からないけど』
何かのテストって可能性がある
テストの内容を教えずに
この状況を誰がどう動くかを見てるのかも
仮にそうだったとして
俺はどうやって教室に来たのかを覚えてない
狛「…うーん、どうしようか…Aはどうしたい？」
『…ここが希望ヶ峰学園じゃないなら…早く帰りたい…』
狛「そっか、なら一旦外の状況を確認しよう……あれ？」
俺達が入ってきたはずの扉が開かない…
扉は押しても引いてもビクともしない
固く閉ざされている
『な、なんで…？』
狛「鍵が掛かってるのかも…」
？「あ！また誰か来るっすよ！」
その言葉を聞いて、皆は扉に注目した
確かに人の気配がする
？「……………」
？「…あれ？」
新たに扉を開けて入ってきた彼は戸惑っているようだ
『君は…誰？』
？「……え？」
『君…顔色悪いけど…大丈夫？』
？「あ、えっと……」
彼はまだ混乱してるみたいだけど
話を聞くに俺達と同じ希望ヶ峰学園の新入生みたいだ
彼はまだ頭を抱えて悩んでいる
俺になにか出来ればいいんだけど…
？「…おい、とりあえず中に入ったらどうだ？」
？「え、あ、はい！」
なんで敬語なんだろ…
いくら超高校級って言ったって
彼は俺達と同じ高校生なのに…
彼は何かを心に決めたようで
無表情のまま、入ってきた扉を閉じて
一番後ろの席、つまりは俺の隣に座った
？「あ、ちょっといい…かな？」
？「…なんだ？」
？「皆はどうして…この教室に集まってるんだ？ここに集まれなんて聞いてなかったけど…入学式とかホームルームとかをここでやるのか？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2023年11月11日 3時
