三十八本 ページ39
威榧side
『ねぇ、重大な事実ってなんなの？』
日「ひょっとして...この島について何かわかったのか？」
十「...お前達は...橋を渡った先にある、島の公園には行ったか？」
日「やたらと迫力のある銅像って言うか...不気味な動物のオブジェがある公園の事だな？」
十「あれを見た時、以前どこかで聞いた話を思い出した、太平洋に浮かぶ小さな島で、風光明媚な常夏の楽園と呼ぶに相応しい島がある...中央の小さな島を中心として、“5つの島”から構成されるその島々は...同じく“神聖な5体の動物”を、島の象徴としているらしい」
日「えっ...？」
十「その島の名前は...ジャバウォック島だ」
狛「じゃあ、もしかしてボク達がいるこの島って...」
日「ジャバウォック島...？」
『それが...俺達のいるこの島の名前なのか？』
十「だとしても、少し気に掛かることがある、確か俺の聞いた話ではジャバウォック島は既に...いや、やめておこう」
弐「待ったれや、随分と中途半端な話の切り方じゃねーか」
十「わめくな...もう少し調べて確信を得たら、この俺から話してやるさ」
終「つーか、別に島の名前なんてどーでもいーけどな、ニコニコ島だろうとパプア島だろうとさ...どっちにしろ...しばらくこの島で暮らさなきゃなんねーのは一緒なんだろ？」
澪「南国での共同生活とエキサイティングー！チョー楽しみー！」
筒「それなー！僕もテンション爆上がりだよぉ！！」
左「だな！ここにはメンドクセー学校とこもねーしな！」
日「...お、おい？みんな？」
西「うーん、わたしもこの島は気に入ったよー！...参加メンバー以外はだけどね」
花「あれ？空耳が聞こえたなぁ！」
小「不安は不安だけど…まぁ、最初ほど絶望的じゃないって言うか...うん、危険も不自由もなさそうだし、なんとかやってけそうかも！」
日「おい、何言ってんだよ...冷静になってなって考えてみろって...！俺達は希望ヶ峰学園に入学する為に集まったんだろ？それなのに、こんな島で暮らすなんて...どう考えたって、おかしいじゃないか！」
田「...少し黙れ、頭を冷やすべきなのは貴様の方だ」
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作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2023年11月11日 3時
