【狛枝凪斗】この花を君に【男主】 (ページ38)

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三十七本ページ38

威榧side

砂浜に着くと、皆はもう集まっていた

十「お前達が最後だぞ、何をチンタラしてるんだ...！」

狛「...ごめんね、待たせちゃって」

十「まぁ、いいだろう…それより、あのウサミが現れるまでがチャンスだ、俺達だけで話し合いをしておくぞ」

西「きゃはは！お話しよー！」

十「では、感想を聞かせろ、お前達が一通り島を見て回った感想だ」

辺「中央の島に、封鎖されている橋がいくつかあったな、私はあれが気になったぞ...」

筒「あれはみんなが迷子にならないためらしいよー？」

澪「あたしもそう言われたっす！唯吹が無理矢理渡ろうとしたらあのウサギがそう言ってきたんでマジっすよ！」

辺「迷子にならない為...？そんなに広いのか...この島は？」

左「でも、総合的に見るとふつーに良い島じゃね？なんかリゾート地って感じでさ！や、リゾート地とか行った事ねーけどな...」

西「あとねー、おっきい牧場があったよねー！」

罪「あのぅ…広いスーパーもありましたよ…食べ物とか生活必需品が一通り揃っていた印象ですぅ」

小「ホテルも凄い立派だったよね、あそこに泊まれるなら、かなり助かるんだけど…」

ソ「そのホテルにあるレストランも、実に庶民的で良かったですわよ」

花「ねぇ、ぼくの話も聞いて貰っていい？ぼくはね...この島で大事なものを見つけたんだ、とってもカワイイ女の子達だよ！あはっ！そっちにもこっちにもいるね！」

『ちょっと黙ってくれない？』

澪「ぎゃー！キモイっすー！キチン肌がバルバルバルバルバルゥ！」

筒「お前マジでキモイんだけどぉ！」

十「どいつもこいつも能天気なもんだ...誰もあの“重大な事実”に言及しないとはな」

七「...重大な事実？」

十「本当に誰も気付いていないのだとしたら、大した間抜け共が揃ったモンだ」

九「...んだ、コラァ！エラソーな口利いてんじゃねーぞ？」

十「...咆えるな、愚民め」

…重大な事実？
十神君の言う重大な事実ってなんだろう...