三十本 ページ31
日向side
ソ「...あの、なんの話ですか？」
花「いやぁ、その話は後ほどじっくりと！」
狛「...もし見かけたら全力で止めるね」
花「とにかく...そんな妄想を色々と繰り広げてると、この島の暮らしが楽しみでしかたないんだよね、料理も恋も情熱が1番大事だからねー、ンフフフフ！」
威『...気持ち悪...』
花「失礼だねぇキミー、まぁ気にしないけどさ、僕は君の事も結構ありだと思っているよ、ンフフ」
どうやら、こいつは...
ちょっと別の意味で危ないヤツみたいだな
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自己紹介の旅とは言え、島を歩き回るのは疲れるな…
広いし、暑いし...
一応...まだ行ってないのはここだけか？
この島...ちゃんと空港はあるみたいだな
俺達は飛行機に乗ってきたのか...？
「ならあれに乗って帰れるんじゃないか？」
？「あー、そりゃ無理だな、故障だったらまだ何とかなるんだけどよォ...ありゃーハリボテだからな...」
「ハリボテ...？」
？「エンジンとかが丸ごと抜き取られてんだよ、だから、どうしようもねーって」
「...エンジン丸ごと？」
それって...俺達をこの島に連れてきたヤツの仕業だよな？
...あのウサミってヌイグルミを操ってるヤツだ
でも...誰なんだ？
そいつはどうして俺達をこんな島に連れて来たんだ？
しかも...どうやって？
考えれば考える程...やっぱり意味不明だ
？「おっと、そう言や...そっちのヤツとは自己紹介がまだだったよな？」
左「俺は左右田和一っつーんだ、“超高校級のメカニック”って事でヨロシクな」
狛「“超高校級のメカニック”の名前の通り、左右田クンは機械類にはめっぽう強いらしいよ、その彼が無理って言うんだから、あの飛行機を動かすのは難しいんだろうね」
左「にしてもよォ...わざわざ中身を抜いておくなんて、徹底してオレらを閉じ込めておく作戦みてーだな」
「やっぱり、そう思うよな...こんなのどう考えたって異常だよな？」
西「けどよ、異常は異常だけどギリで許容範囲内じゃねーか？」
「...は？」
左「だってよォ...別に変な事とかあぶねー事を強要されてる訳じゃねーんだし...」
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作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2023年11月11日 3時
