二十五本 ページ26
日向side
？「無...ッ？そう言や...お前さんからはまだ名前を聞いておらんかったのぉ...」
彼の存在に気付くのは難しくなかった
存在感があって、少し怖そうだ
弐「ワシの名は弐大猫丸じゃあ...“超高校級のマネージャー”弐大猫丸とは、ワシの事じゃあああああああ！！」
「え、えっと...どうも、日向創...です」
弐「待ったれや！声が小さいぞぉ！もっと腹から声を出さんかいいいっ！」
「え、えっと...日向創です！」
弐「ぬぅおおおおおっ！まだいけるはずじゃあ！やり直しじゃあああああ！！」
「日向創です！よろしくお願いします！」
弐「ワシは弐大猫丸じゃあああああ！地獄へ行っても忘れるんじゃねぇぞ！“超高校級のマネージャー”弐大猫丸とはワシの事なんじゃあああああああ！！」
「そ、そんな連呼しなくても忘れないって...！」
弐「ガッハッハッハ！委細承知したぞぉ！！」
や、やたらと声がデカいヤツだな...
声だけじゃなくて体もだけど
狛「弐大猫丸クンは...“超高校級のマネージャー”って呼ばれてるんだ」
「超高校級の...マネージャー？」
狛「“ただの”ではないよ...だって“超高校級”だからね、色んな学校を転々としながら、様々な運動部でマネージャーとして活躍してきたんだ、例えば、無名の不良校のラグビー部を全国大会で優勝させたり...廃部寸前だった野球部を救って、これまた全国大会まで導いたりね...噂では、アメリカのリーグで活躍中の日本人投手も彼にトレーニングを頼みに来るらしいよ」
そ、それが本当なら“超高校級のマネージャー”の名に
相応しい活躍だけど...
弐「ガーッハッハッハ！」
でも...この体格があるなら
マネージャーじゃなくて自分でやればいいのに
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作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2023年11月11日 3時
