十一本 ページ12
狛枝side
ウ「あぁ…希望ヶ峰学園ね…なるへそ…そうでちゅか…希望ヶ峰学園が心残りなんでちゅね、だったら…希望ヶ峰学園の事は忘れてくだちゃーい！その為の修学旅行でちゅからねー！」
へぇ…このウサギ…本当におかしな事を言うんだね…
？「忘れろっつーのはどういう意味だコラァ！？」
忘れる為の修学旅行…？
ボク達は今日が入学式だって言うのに…
意味がわからないな
？「おい…お前は何者なんだ？何を企んでいる？」
ウ「ほわわっ？企むなんてとんでもない！あちしはミナサンの為にやってるだけでちゅよ！ミナサンが大きな“希望”を胸に成長する事を心より祈ってるだけでちゅ！」
希望…？希望ね…ふーん
もしかするとこの修学旅行は
ボクにとって最高の場所かもしれない
ウ「だから、“この島”には危険は一切ありません！ね、安心してくだちゃい！
「この島…？島って言ったの？」
ウ「はい、ここ見るも美しい南国の島なんでちゅ、危険もないし、他人もいない、ミナサンの為だけに用意された島でちゅ」
なるほど…無人島って訳だね...
「まさか、この無人島で、ボクらに殺し合いをさせるつもりじゃ…！」
この島じゃそんな事が起きたってバレやしない…だから…
ウ「ほわわっ！こ、殺し合いっ！？め、めっそーもないでちゅ！暴力とか他人を傷付けたりとかそういう血生臭い展開はこの島では厳禁でちゅ！しかも“殺し”だなんて…口に出すだけでもおぞましいフレーズ…きゃあ！怖い！」
危険がない、暴力もダメ…平和すぎてつまらないけど
その方が、いいかもしれないね
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作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2023年11月11日 3時
