十本 ページ11
狛枝side
「…………」
？「…は？」
この状況は…目を疑うねぇ…
いや自分の頭を疑った方がいいのかな…
この世界は…一体…
教室が舞台のように崩れ落ち
ボク達の目の前に現れたのは…
青い空と白い雲…青い海と白い波…
威『何だよ…これ…』
どう考えても異常だね…明らかに…理不尽…
いや、完全に狂っている
？「えーっと…」
？「あれあれあれあれあれあれあれあれぇ！？」
？「ウ、ウソ…だろ？」
？「こ、ここはどこっすかぁ！？」
？「な、なんで！？どうなってんの！？」
？「なにこれ！？」
皆…完全にパニックになってる…
ウ「みなさん！落ち着いてくだちゃーい！慌てる必要はありませんよー！ほーら、よく見てくだちゃーい！綺麗な海でちゅよね…心が洗われていきまちゅよね…嫌な事とか…全て洗い流してくれまちゅね…」
？「待て…詳細な説明をしろ…！一体ここはどこなんだ？」
…ボク達は確かに扉を開けて教室に入ったはずなのに…
「A、大丈夫？」
威『暑い…死にそう…』
暑さが極端に苦手なAは
五分も経っていない中すぐに顔色を悪くさせた
ウ「どこって…そりゃあもちろん…うーみーはーひろいーよねー！おおきーよねー！の海！」
こんな素っ頓狂な説明で分かるわけない…
威『…う、海なのは…誰でもわかるよ…』
？「そんな事より！どうして海にいるんですかぁ！？」
ウ「ねぇ…そんな叫んでばっかだと喉とか痛くなっちゃいまちゅよ？」
まぁ叫びたくなる気持ちは分かるけどね
さっきまで学校にいたのに
急に目の前が海になったわけだし
ウ「安心してくだちゃい！修学旅行が始まっただけの事でちゅから！」
？「て言うか、どうしていきなり修学旅行！？色々とすっ飛ばしすぎでしょ！」
？「そ、そうだ…！俺達は希望ヶ峰学園に入学する為に集まったんだぞ」
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作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2023年11月11日 3時
