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分かっていた。裕翔が薮のことを好きってこと。




分かっていたはずなのに、面と言われると結構くる、、。





『いつから、、?』





こんなこと聞きたい訳でもないのに、、





中「、、分からない、、気づいたら、好きになってた、」





申し訳なさそうに下を向く裕翔。





『、、そっか、、』





沈黙の空間が流れる。





"失礼します。アイスコーヒーになります。"





店員さんがアイスコーヒーをテーブルに置き

裕翔は会釈する。




アイスコーヒーを一口飲んだ裕翔は俺に向き直る。





中「あと、、俺、薮くんに、、その、、、キス、、しちゃったんだ、、」





ごめんなさい!と深々と頭を下げてくる。





薮と裕翔がキスしたと事実になった今

俺は返す言葉もなかった。





どうしたらいい、、

こういう時どう返したら良いんだよ、、





『、、、ごめん、、俺帰るわ、』




中「っ、え、ちょっと待って」




『、、、裕翔が好き以上に、、俺も好きだから、』





裕翔は息を飲み、俺は千円札をテーブルの上に置き

その場を後にした。





俺は逃げてしまった、、。

裕翔に負けるって思ってしまった、、。

薮は、、薮は、、裕翔を選ぶの、、?





ねぇ、薮、会いたいよ。 声が聞きたいよ、、。

抱きしめてよ、、。

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作者名:M. | 作成日時:2021年7月14日 3時

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