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ページ38

”トントン”




光の背後のドアからノック音が聞こえ

聞き覚えのない声がする。





”あのーすみません。物音が聞こえたんですけど、大丈夫ですか?”





声の主は男性スタッフさんだろう。





「あ、大丈夫です。すみません」




”良かった。出る時鍵お願いしますね”




「はい」





足音が遠のいて行くのを確認し、全身の力が抜ける。





「あっぶねぇ、、」




『危ないから、楽屋戻ろ、薮』




「うん」





部屋を出て楽屋に戻る。




楽屋に入ると俺たち以外が揃っていた。




涼介と侑李はゲーム。それを見ている大ちゃん。

伊野尾と雄也は仲良く話している。

裕翔は、、、





ドラマの台本と睨めっこしながら

俺達のことをチラチラ見ていた。





光に、、話さなきゃな、、





”トントン”




ドアのノック音が聞こえ

後からスタッフさんが顔を覗かせた。





”JUMPさん準備お願いします”





”はーい!”





気を取り直して撮影に向かった。




撮影最中も何度も光と隣になったが話せず

終わって帰る時も俺は侑李に逃げてしまった。

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作者名:M. | 作成日時:2021年7月14日 3時

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