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”トントン”
光の背後のドアからノック音が聞こえ
聞き覚えのない声がする。
”あのーすみません。物音が聞こえたんですけど、大丈夫ですか?”
声の主は男性スタッフさんだろう。
「あ、大丈夫です。すみません」
”良かった。出る時鍵お願いしますね”
「はい」
足音が遠のいて行くのを確認し、全身の力が抜ける。
「あっぶねぇ、、」
『危ないから、楽屋戻ろ、薮』
「うん」
部屋を出て楽屋に戻る。
楽屋に入ると俺たち以外が揃っていた。
涼介と侑李はゲーム。それを見ている大ちゃん。
伊野尾と雄也は仲良く話している。
裕翔は、、、
ドラマの台本と睨めっこしながら
俺達のことをチラチラ見ていた。
光に、、話さなきゃな、、
”トントン”
ドアのノック音が聞こえ
後からスタッフさんが顔を覗かせた。
”JUMPさん準備お願いします”
”はーい!”
気を取り直して撮影に向かった。
撮影最中も何度も光と隣になったが話せず
終わって帰る時も俺は侑李に逃げてしまった。
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作者名:M. | 作成日時:2021年7月14日 3時