俺だけ。 (ページ19)

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『っ、ふ、っ、、ちょ、っ、ん、、、まっ、、ん、』

俺の下で弱々しく肩を押してくる光。

その手をとって光の顔の横でお互いの指を縫い合わせる。

『んはぁっ、、、っ、、やっ、、ぶ、っ、、まっ、、』

必死に声を出そうとする光の唇に

何度も吸い付いては

可愛い音を立てながら離れてを繰り返す。

飲み会が終わったあと

光の家に行くと言って上がらせてもらい

寝室に光を連れ込んで今に至る。

ちゅっと音を立てて唇を離すと

光は真っ赤な顔をしながら肩で息をしている。

『はぁ、、はぁ、、はぁ、、』

乱れた髪と、乱れた顔が俺をそそらせる。

『いきなりすぎだよ、、っやぶ』

うるっとした瞳が俺を見つめて、すぐに逸らされる。

「大ちゃんと楽しそうだったな、ずっと」

飲み会で４人で話す時の方が多かったけど

たまに２人で話す時もあるわけで

光と大ちゃんはずっと距離が近くて、楽しそうで、、、

俺の我慢も限界だった。

『なに、嫉妬してんの？』

光は八重歯を見せながら笑ってくる。

「は？してねーし」

『してんじゃん笑』

少し余裕を持ち始めた光がむかつく。

お前、俺がそれだけでこんなんなると思ってんのか？

俺だって大人だ。

２人で話してるのならまだ我慢はできる。

俺が我慢出来なかったのは大ちゃんの方。

光と話す大ちゃんは「幸」って顔に出てるし

たぶん、頬がピンク色に染まってるのは

お酒のせいではない。

光が顔を近づけていた時は耳まで赤くなってるし

分かりやすいっていったらありゃしない。

むしろ１番近くにいた当本人が

気づいていないことに驚きだ。

「お前さ、、もっと警戒しろよな」

『？、どういうこと？』

頭に？マークがついた光。

「なんかあったらすぐ報告すること、分かった？」

『え、あ、うん』

未だになんの事か分からない表情をしているけど

今はそのままでいてほしい。

たぶん、大ちゃんもそのことを望んでいるんだろう。

光のことだから、すぐに振れないと思うし

色々考えちゃうと思うから、、。

「、、じゃ、続きね」

『え？、、、まっ、』

俺から離れないように、俺だけしか考えられないように

沢山可愛いがって

俺のものっていう印をそこら中に付けて

夜は沢山沢山愛し合った。