どんな僕らも (ページ9)

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入学式９・Ｎページ9

５０７号室

これが俺の3年間住むお家

奇跡的に相葉くんとは隣の隣みたいで、心配も少しだけ軽くなった。

コンコン

N｢失礼しまーす｣

玄関に靴が1足
松本くんは、もう部屋に入ってるみたい

短い廊下がを正面のドアに向かって歩いて行って、そのドアを開けると縦長の部屋がある
そこに備え付きのベッドとタンスと机が2つずつあって、区切りはて開閉できるパーテーション1枚

っていうのがこの部屋の説明

俺がドアを開けると、左側の部屋のベッドに倒れたように寝ている人がいた

N｢あのー…松本くん？｣

肩をトントンって叩くと、
ずいぶんとはっきりとした濃いめの顔が上がった

M｢誰？｣

寝起きは機嫌が悪いようで
目付きがとんでもなく鋭い

N｢同室の二宮です。よろしく｣

正直、ちょっと怖かった
でもビビってるって思われるのも嫌だから
普通のふりをする

M｢あー…
悪い、入寮式行く時に起こしてくんない？｣

なんで朝から寝てたのに、まだ眠そうなんだろう…
いや、いいんだけど

N｢分かった
10分前くらいでいい？｣

そう聞いた時にはすでにうつ伏せでぐっすり

はぁ

N｢大丈夫かな…｣