第二話 隠された感情の芽生え ページ3
私はフェリシアーノを連れて庭に来た。
沢山の自然なお花の香りが漂うお花畑に、間接的に囲まれている噴水。芝生の上にガーデニング用の家具達もある。
そんな私の大好きな庭について彼が言った。
「広いね〜！ヴェっ、このお花達、愛の言葉で満ち溢れてるね!!誰が植えたの？」
「父が母のために植えたんだって。フェリシアーノは花言葉に詳しいんだね。私は何もわかんないや…。」
私はもう一度見渡した。カーネーションや、白い色のバラっぽい花、チューリップや薔薇。
私の知らなかった愛に、少し羨ましくもなった。
「Aちゃんのお父様、相当お母様を慕ってるんだね。とてもロマンチックだと思ったよ。
Aちゃんもこんな恋したいと思う？」
「うん…。してみたいな。」
愛に満ちた花畑を見ながら呟いた言葉は、彼にはどう映ったのだろうか――。私は視点を変えずに言った。
「じゃあ、他のところにも愛が隠されてるのかな？」
「どうなんだろ…ヴェ、Aちゃん。」
彼が私の方に向く。
「ん？どうしたの？」
私はそれに気づき、向かい合う形になった。
「他のところも見てみたいな。
一緒に、隠された愛を見つけに行こ？」
微笑む彼に目を奪われた。興味を持ったのもあるが、この魅力が何の魅力なのか、分からなかった。
彼のお陰でいつもとは違った両親を見れた気がした。
暫くして、庭を探索してから館の方へ入った。
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ささみのｸｼｬﾐ(プロフ) - ありがとうございます！応援、とても嬉しいです…。 (9月21日 22時) (
レス) id: ebbfe69b10 (このIDを非表示/違反報告)
ぽてち(プロフ) - うわああ！とてもドキドキキュンキュンしました...！お話が面白いうえに読みやすくて大好きです！北伊の小説ありがとうございます😭これからも応援してます！ (9月16日 21時) (レス) @page5 id: b72c422986 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ささみのｸｼｬﾐ | 作者ホームページ：http://sasaminokusyami
作成日時：2023年9月14日 22時
