第十二話 隠された想い ページ13
今日は友人が来る日。
食堂に着き、席に座った。
まだ誰も来ておらず、一番起きだったのがわかった。
しかし、お父さまがお花を持って来た。
「おはよう。今日は早起きしたのかな？えらいよ、A。」
「おはようございます、お父さま。今日は何のお花をここに飾るつもりなの？」
「今日はね…このお花だよ。」
そう言って父はピンク色の桜のような花を置いた。
「今日はね、ドッグローズという花だよ。きれいだろう？」
「うん！そうだね…」
なんか見たことあるような無いような……。まあいいや。
私達はいつも通り食事を終わらせた。
そして、部屋に戻りぼーっとしていたら執事に呼ばれた。
「Aお嬢様。―――から3人がお越しになっています。」
「ああ、忘れてた。行くわ。」
私は急いで玄関で迎えに行った。
「…久しぶり！」
ドアの向こうにはあの3人がいた。
「この4人で集まるなんてすっごい久しぶりなんだわ！」
「おいらAとあえて嬉しいよ！」
「まぁまぁ…。早く入って？
勃くん、ルーさん、モル。」
そう言って彼らを談話室へと連れ出した。
「さぁ、入って？」
「お邪魔します…」
「おいらAおねえちゃんに会えて嬉しいのな♪」
「わわっ、本当にモルは弟みたいだね」
モルが私の膝の上に乗ってきた。かわいい。
「最近見なかったけど、元気だった？」
「ブル/ガ/リ/アったら、ずっと心配してたんだよー…。おいら達も最近会えてなかったからね」
「心配だったんだわ。でもお前見てたら元気でたんだわ！」
談話室が一気に賑やかになった。彼らが盛り上がっているからなのもあるが、まさかここまでだったとは…。忘れてたよ。
「あっ、私お茶注いでくるね」
「おいらAの国のお茶好きなんだよなー」
「それはどうも。」
私はキッチンへ向かった。
その頃。［モルside］
「あれ？Aおねえちゃん、ポケットから何か落としたのな」
おいらは床に落ちていた紙切れに気づき、拾い上げた。
「モル。何？それ」
ルー/マ/ニ/アもその正体が気になっている様だった。
おいらはその折りたたまれてあった紙切れを開けてみた。
「………！！」
「ん、なんだったんだ？」
これは…この二人共には言っちゃだめなのな……。
「これは見ちゃだめなのな！」
おいらは首を横に振った。
後でAおねえちゃんにこっそり返そう…。
この二人にバレたら……。
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ささみのｸｼｬﾐ(プロフ) - ありがとうございます！応援、とても嬉しいです…。 (9月21日 22時) (
レス) id: ebbfe69b10 (このIDを非表示/違反報告)
ぽてち(プロフ) - うわああ！とてもドキドキキュンキュンしました...！お話が面白いうえに読みやすくて大好きです！北伊の小説ありがとうございます😭これからも応援してます！ (9月16日 21時) (レス) @page5 id: b72c422986 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ささみのｸｼｬﾐ | 作者ホームページ：http://sasaminokusyami
作成日時：2023年9月14日 22時
