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ｶﾞﾁｬ。「ささ。どうぞお入りください。」
父が2人の男性を中に入れた。
「こちらが、我が国の愛らしい娘です。」
「え、ちょっと…お父さま…。」
いきなり変な事を発した父に私は耳が赤くなるのを感じた。
「おぉ、こちらが……。本当に溺愛してるなぁ。Ciao.お嬢さん。こちらが俺の息子だよ。仲良くしてやってね。」
「あ…。Ciao…？はい。こちらこそ仲良くしてくれると嬉しいです。」
「じゃあA。これから大事な話があるから少し席を離してね。」
私達は部屋を出た。
「あ、あの…。はじめまして…」
「Ciao！ヴェー…君、さっきとても可愛かったよ。名前は？」
「さっきのは気にしないでください…。私はAと言います。貴方は？」
「俺はね、フェリシアーノだよ。ヴェ〜君に会えて嬉しいなぁ。」
そう言い彼はほほ笑み、私の手を掬う様に下から手を繋いできた。
手…大っきいなぁ…。
「呼び方はなんでも良いからね。でも、敬語は俺っ、苦手だから止めてほしいな…？」
「ご、ごめんなさい…。じゃあ…フェリシアーノ、今部屋の前だからお父さまに聞こえてるから、庭に行こ？」
「あっ、ごめんね。庭に行こう〜！」
「―――ねえ、フェリシアーノ。
なんで、ずっと手を繋いでるの？」
庭に着いたのはいいものの、出発した時から、さり気なく繋いできたのかな…。全然気づかなかった…。
「ヴェー…Aちゃんの手、小さくて可愛いね。あっ、あの…Aちゃん、無意識なのかはわからないけど…。
俺がそっと手を繋いだとき、Aちゃんがぎゅっと繋ぎ返してくれたの、すっごくどきどきしちゃったよ。」
私は顔を紅くした。すると彼はまた照れさせてきた。
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ささみのｸｼｬﾐ(プロフ) - ありがとうございます！応援、とても嬉しいです…。 (9月21日 22時) (
レス) id: ebbfe69b10 (このIDを非表示/違反報告)
ぽてち(プロフ) - うわああ！とてもドキドキキュンキュンしました...！お話が面白いうえに読みやすくて大好きです！北伊の小説ありがとうございます😭これからも応援してます！ (9月16日 21時) (レス) @page5 id: b72c422986 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ささみのｸｼｬﾐ | 作者ホームページ：http://sasaminokusyami
作成日時：2023年9月14日 22時
