影山の姉ちゃん超絶美人【ハイキュー】

【番外編】姉ちゃんの弟でいるのは悪くねぇ…かも ページ25

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飛雄side




飛雄｢おい大丈夫かよ！姉ちゃん！｣


A｢……｣



じっと俺を見つめたまま動かない姉ちゃん。

もしかして、ビビって……




A｢飛雄にもあんなことが出来るのねえ、びっくりしたわ〜｣


飛雄｢……は｣



怖がる様子もなく、ケラケラと馬鹿にするように笑っている…



A｢でも "俺の女" ぐらい言ってくれたらもっと良かったんだけどね？」


飛雄「は！？！？」


A「まあ、飛雄に言われても寒気するし冗談よ｣




オイ！どういう意味だよ！！



飛雄｢……怖くなかったのかよ｣


A｢あのねえ…アンタ、私の顔見てナンパされた事ないように見える？｣



だから自分で言うなって…！



飛雄｢…はあ｣



心配して損した……い、いや、そんなに心配してねえけど



A｢なぁに、飛雄。心配してくれたの？｣



ニヤリとした顔で俺の顔を覗いてくる

……ムカつく



A｢ふふっ、ありがとねえ。かわいーんだから｣



飛雄｢かわっ！？｣



少し背伸びして俺の頭を優しく撫でてくる。なんだかその手を振り払えず…



A｢私の弟なんだから可愛いに決まってるでしょ？生意気なクソガキだけどね｣



飛雄｢……｣



A｢あら、照れたの？｣



……いちいち一言余計なんだよ

でも本当に嬉しそうな顔をしてるから、助けてよかったなとか思わねぇこともない……




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後日…


「ねえAちゃん！彼氏できたってほんと！？」


「黒髪のイケメンとデパートでデートしてたって！！？」


A「ん？あー…そうなの♡ラブラブなのよ」


「えー！！！！！及川くんじゃないの！？どうして！」


「大変だー！及川に知らせねぇと！！！」



こうして噂が学校中に広まり、ついに及川の耳にも入った…


及川「うそ……」


A「うん、嘘よ」


及川「え！！！？？！？！」


A「あれは彼氏じゃなくて飛雄よ」


及川「っっ…はぁ〜〜〜！！！！もう！Aちゃん！！」




どうせそんなとこだろうなとわかっていたバレー部員3年は、翻弄される及川を面白そうに眺めつつ…



花巻「そーゆーとこだよなアイツ」


松川「罪な女だな」


岩泉「及川がウジウジしてんのが悪ィ」



……と、なんだかんだ二人を見守るのであった



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