影山の姉ちゃん超絶美人【ハイキュー】

俺の特権 ページ34

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国見side




Aさんからもらったものを食べきって、塩キャラメルを一つ口に入れる。ちゃんと酔い止めも飲んだ

そのおかげで長距離の移動にも酔わずに過ごせている

……本当に優しくて気遣いができる良い先輩だと思う



中学の時から……影山との事とかで色々お世話になりまくっている

Aさんは後輩に基本優しいが金田一と俺には特に優しい…というか甘い気がするのは気のせいじゃない

やっぱり、どこか責任感とか負い目を感じているんだと思う。Aさんは悪くないのに。むしろ、支えてくれていた

いや…俺と金田一のためだけじゃなくて、Aさんはなんだかんだ弟思いだから、俺たちを仲直りさせたい…とまではいかなくとも亀裂を少しマシにしたいのかも。



国見｢…………いつもありがとうございます｣



そんなに素直じゃないと自分でも思ってるから、 たまには伝えないと…そう思いながらもやっぱり照れ臭いから聴こえないように呟く

俺は窓にもたれかかって寝てるフリをした

すると、ふわりと柔軟剤の香り…多分ジャージをかけてくれたみたいだ



及川｢Aちゃーん暇だよぉ。お喋りしようよ〜｣


A｢うるさい及川。国見が起きちゃうでしょう｣


及川｢国見ちゃん寝ちゃったの？…あ、ジャージ！国見ちゃんずるい｣


A｢いちいちうるさい、ちゃんと座んなさい｣


及川｢国見ちゃんを甘やかせすぎでーす！｣


A｢可愛い後輩だもの｣


及川｢俺も甘やかして！｣


A｢嫌だけど？｣


及川｢即答悲しい！｣



Aさんは俺に優しくすることで弟の罪滅ぼしなるものをしているのかもだけど、俺は別にあの事をもう気にしてない

……金田一は若干引きずってるけど

でも、俺はAさんに甘やかされるのは嫌いじゃない

180超えの男なのに可愛いっていわれるのも、塩キャラメルをくれるのも、少し背伸びして優しく頭を撫でられるのも……

俺の特権だから……まだ活用しようと思う

なんて思うのは、ズルいだろうか。

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