可愛良い子 【青葉城西】

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国 見side





保健室から京 谷さんが出てくるのを見た



珍しい…



そんなことを思いながらも



淡海先輩と部活に行こうと思い



教室を訪ねた





女「Aちゃん？」


男「あいつ女子に呼び出されてたぞ」


女「校舎裏に行くとこ見たよ私」







まさか、と思い校舎裏に行こうとしたが


いや、


保健室か…


京 谷さん意外。


そう思いながら保健室へ走った







保健室に行くと先生はいないようで、


カーテンのしまったベッドがあった。


そっと覗くと


淡海先輩が眠っていた





国 見「…淡海先輩……！」



A「ん…？」



国 見「先輩…大丈夫ですか！？」



A「ぅっ、！うん、大丈夫大丈夫」



国 見「手当しますから」



A「ごめん、ありがと……」



国 見「いえ」




恐らく殴られたり蹴られたのだろう


ボロボロの先輩をできるだけ


優しくていねいに手当する。





国 見「どうして、言ってくれないんですか…」




前もあった。


前は及 川さんや岩 泉さん達が助けてたりして


無くなったけど…





A「ごめん…」




国 見「なんで、謝るんですか、っ…」



A「ごめんね、国 見…ほんと、ごめん」



国 見「謝らないでください…」



A「……うん。ありがとう、国 見…」



国 見「はい…」





2人で体育館に向かった。


これ以上、壊れないで、先輩。


これ以上、壊さないでくれ、


いや、これ以上、







…壊させない。

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