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そして…【黄瀬】 ページ4

まさか…
まさか、この俺が負けるなんて…

無意識に涙が溢れると
「負けたことねーって方がナメてんだよ!!」
って笠松先輩にどつかれたその時

『負けを知らないと駄目になる!』って頭に響いた

あ…思い出した
それが原因だったっスね

整列して挨拶をし顔を上げたら
コートの端に、微かに微笑むAっちが見えた気がした

その後に頭を冷やすついでに
涙と汗を一緒に水道で流す

なら、またも懐かしい人物との再会
あいも変わらず何か変なのを持ってるし
その理論も分からない
それでいてあの能力…
本当に俺らの世代ってなに?って思うっスよ

「黒子っちと話さなくていいんスか?」
「必要ない、俺と黒子の相性は最悪だ…
あんな新設校に行ったのも頂けない」

右手をポケットに、カエルは左手に
フイっと横を向いて喋っても格好がつかないっスよ…

でもさ

「その新設校に行ったから、
 黒子っちは再会してんっスよね〜」
「………あの人の事を言っているのか?」

ちょっと俯き加減で、なおかつ小声で言ったのに
緑間っちが反応してきたから顔を上げ

「気づいたんっスか?!」
「終わった後、黒子に駆け寄った姿を見た時に
わかっただけなのだよ
まさか…こんなに近くに居るとは思っていなかったが…」

メガネを指で押し上げながら喋る緑間っち

「他人のそら似……なんて事はないのだろう?
なら…それも腹立たしい事なのだよ」

再びポケットに手を入れ
俺ではない誰かを睨むような目で顔を上げ

「まぁ…次の試合ではウチが勝つ
それだけだ」

そう言うだけ言って帰って行った

自分勝手っスね本当にさ
じゃあ…俺も

荷物を持って学校を後にした

三人目→←ズルいっス【黄瀬】



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設定タグ:黒子のバスケ   
作品ジャンル:アニメ
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リィ(プロフ) - 自己満足小説ーまだまだ続くよーこれから愛されパターンいくよー (6月26日 20時) (レス) id: 0ecfda90a5 (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - やばいやばい!これ7になっちゃう!合宿まで遠い! (6月23日 14時) (レス) id: 7007efdeb2 (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - このお好み焼き屋さんのお話し好き (6月16日 12時) (レス) id: bc2ffe0567 (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - 日常....早く日常を書ける所まで進まねば! (6月14日 23時) (レス) id: bc2ffe0567 (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - 私の語彙力と文章力は低下したなぁ〜やはり書き続けないとなー頑張ろー (6月12日 17時) (レス) id: bc2ffe0567 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リィ
作成日時:2023年5月25日 14時

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