もしも....なお話6

調理室で ページ15

「うーん、ならリコちゃん
皆に好き嫌いとか聞いてくれない？
あとは運動量とか……」

色々とリコちゃんに伝え、お昼休みを調理室で過ごす

頬杖をついて調理室を眺める

……皆でワイワイしていた情景が浮かぶ
私の料理を美味しそうに食べる虹村君を思い出した

いつも強引に誘いに来ていたよね
そしていつも、私に荷物が持てないって言っていたわね
そこも優しかったんだけどね

ここでもまた料理を作るのかー
料理を作るのは好きだから良いんだけど

怖いな

あの話をしてから
料理を振る舞うのが怖いと思う事があるけど
皆には関係ない事だもんね
美味しい料理を作らなきゃね

メニューは何が良いかしら？
ここは帝光と違ってまだ人数少ないし…
などと考えていたんですけどねぇ…

放課後に黒君から
「今日は火神君も一緒にマジバに寄って帰りませんか？
Aさんも、一度は見ておいた方が良いと思います」

「？？……うん、行こう…かな？」
なんだか深刻？そうな黒君の提案により
帰りにマジバへ…
そういえば、私利用したことないかも…
どんな所だろうと言う期待より

火神君の注文の量に驚いた

「え！？全部一人で食べちゃうの？！」
「うすっ、これぐらいは普通っすよ」

火神君一人でメンバー分ぐらい必要なんじゃ……

「お昼ご飯のメニュー考え直さなきゃ
その前に、買い出しの荷物持ちを火神君にやってもらおうかな」

「ん？別にいいすよ
昼飯期待してますから」

買い出し→←結局

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