[stpr]お兄ちゃんなんか、嫌い。〜forth season〜

第百十二話 ページ21

Aside




はぁー？！




なにあの態度？！




来なくていい？！




はぁ？！






自分の教室に戻った瞬間、カノハに文句を叫び続ける。

カノハ「まあまあ。教室の外に出てきてくれただけでもるぅとくん…やってくれたでしょ」



『ハードルひっく！』



私なりの優しさだったのに…


折角、届けにいってやったのに…





あの態度は性格悪すぎでしょ。




『カノハ…今日配信するから見ててくれ』


カノハ「お？なに喋るの？」

『愚痴』

カノハ「炎上覚悟かい」

『あいつが本当に腹黒なことを暴露してやる』




るぅ兄のリスナーさんはいい人過ぎるんだ。


リアルでは腹黒じゃない、優しいって言うけどさ、





こいつマジの腹黒っぽいよ。




カノハ「楽しみにしとくわ」

『来る？』

カノハ「やだわ」





明日テストなのに…


なにやってんだろうか。









井上真理side←久しぶりで忘れかけてた



ミル「ねぇ…桃黄さんのお兄ちゃんって…るぅとくんなの？」




突然そう言い出すミル。

私たちはテスト勉強を黙々とするミルの机のまえでたむろっている。




「えぇ？そんなわけないでしょう」


ミル「違うのかな」


イオリ「馬鹿なこと言ってないではやく勉強しな」





イオリに睨まれて肩をすくめるミル。

イオリは冷たいからあんまり突っ込まない方が身のためだ。



「…まぁ…配信とか言ってたし？
これで今日、はむちゃんが配信したら可能性あるわよね」

イオリ「……今日塾」


「私が張っとくから大丈夫」



桃黄Aははむちゃんなのか…



今日、検証することになった

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