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一限目の授業が始まるチャイムが鳴った
授業なんていつも聞いてないようなもんだから(盗撮の為)そのまま屋上に足を運んだ
___ガチャ
『ラッキー、ヤンキー君達誰も居ないじゃん』
あ、そっか。三橋君とか、伊藤君が転校初日にボコボコにしちゃったんだっけ …
思えばあれからだな、三橋君を気にかけたのは
『ふぅ …。』
フェンスに寄りかかり、ため息を一つ吐く
『… 三橋貴志 …、か
理子とどんな関係なんだろ …』
理子なんて三ちゃんだなんて、あだ名呼びだし、三橋君だって呼び捨てだ
『… 相思相愛?両片思い?、それとも …
付き合ってる …、のかな …。』
それは、嫌だな
三橋君に振り向いて貰えなくてもいい
相手にされなくたっていい
でも、想いを伝えるまでは
盗撮を辞められるまでは
まだ、誰とも付き合わないで欲しい。
『…… なんて、私の独りよがりだ …笑』
「俺、彼女なんかいねーぞ?」
『……………… へ?』
三橋「お前の本名教えろよ。」
目の前には私の大好きな人の顔があった
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作者名:みつき | 作成日時:2022年8月10日 17時