お付き合い前提に結婚しましょう！！！【月島蛍】

番外編３話 ページ25

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「 ツッキー……Aのこと気になってる？ 」


「 は？ 」





その日の帰り、山口が唐突にそう尋ねた。

いきなりすぎて目を細める。


高峯が、じゃなくて、僕が？

「そんな分けないでしょ」と少し間を開けて返すと、山口はんーと考えるような表情をした。





「 何 」


「 だってツッキー、自分のこと好きな女子に優しくしないじゃん 」




そう言いながらニヤニヤする山口。




「 さっきいちごミルクあげてたよね〜 」


「 は！？いや、あれは…！ 」




あれはもともと僕が飲もうとして！

と反論しようとした時、僕の肩がポンッと叩かれた。




「 ま、自分でも気付かないうちにって言うじゃん？ 」




振り返ると、そこには新山さんがニヤリと笑顔を浮かべている。




「 新山さん！あれっAと… 」


「 山口くんに今日消しゴムかりっぱだったの忘れてて 」




そう言いながら消しゴムを山口に手渡すと、

すぐに僕に向き直った。


そしてさっきのニヤニヤ嫌らしい笑顔を浮かべて詰め寄る。




「 いいじゃんいいじゃん、青春じゃーん？？ 」




近所のおばちゃんみたいなテンションだな


と思いながら

眉を顰めてヘッドフォンを耳につけようとした時、




「 でも忠告でーす 」




新山さんが面白そうな声色で言った。









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「 A、イケメンに抱きしめられたらしいよ(※転けただけ) 」


「 ………は 」




胸がざわめく。

なんだ、この感情は。









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