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私には饒舌な君 ページ45







『ここは……』



「……」





レインくんが連れてきてくれたのは魔法局の裏にある森の中だった。しかし、森とは言っても此処だけ辺り一面草原のになっており、其処を囲むように木が立っていた



木漏れ日がとても幻想的で綺麗な場所だ




横にいるレインくんを一瞥する。相変わらず端正な顔立ちなのは変わらないが矢張り先程から雰囲気が不思議だ




特に話しかけられる事も、これ以上何処かへ連れて行かれる事も無く時間が過ぎる。気まづさを紛らわす為か、暇を紛らわす為か意思の弱い私は分からないが、レインくんの顔を見ている事にした




すると、彼方も私の方を向きパチっと目が合った







「昔、フィンが森で迷子になった時があった」



『…?』







不意に過去の話をされ思わず首を傾げる。視線だけ此方を向いているレインくんの瞳には私の拍子抜けした顔が反射していた。が、その瞳の奥には懐かしむようなものを感じる。屹度、私を通して過去を見ているのだろう







「日が暮れるまで探したがまだ幼い俺には広い森の中で弟を見つけ出すなんて到底無理だった。


だが、日が暮れれば寒くなり獣も出る。早く見つけ出させなければフィンも俺も危険な目に遭う___」





「そんな時A、お前が俺達を助けたんだ。"奇跡"を起こして」







心を見透かされているような、透き通った黄金の瞳が私を捕える。私はその眼に、この状況に困惑するばかりだった




こんな話をして、一体レインくんは私に何を求めているのだろう。質問でも、語りかけでも無さそうな__独り言。そう処理するしかない文面を、私を見ながら送っている。




答えの分からないものは嫌いなのに_____








「恐れるな」








強く、輝いた言葉が私を射止める








「なにも心配するな」








欲しかった言葉が私の肌を撫でる









「俺がお前を嫌うなんて事ある訳ないだろ」

奇跡に救われた話→←君が羨ましい



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あやなみ。(プロフ) - きぬ田さん» 有難うございます、此方こそずっと会話できたらなと思ってます。これから宜しくお願いいたします。 (3月17日 18時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
きぬ田(プロフ) - あやなみ。さん» こちらこそよろしくお願いします!お話出来る人がいて嬉しいです!ボードも作ってくださりありがとうございます! (3月17日 18時) (レス) id: f1e01a76a5 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - きぬ田さん» わぁ!よかったです!あのそこで会話しましょう!ボード返事とかもお待ちしています、これから宜しくお願いします。 (3月17日 18時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
きぬ田(プロフ) - あやなみ。さん» 本当だ!来てました!ありがとうございます〜沢山話しましょ! (3月17日 18時) (レス) id: f1e01a76a5 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - きぬ田さん» あのきぬ田さんのボードに返事もう送っておりますのでそこで会話しましょう。通知とか来てると思うのでご確認お願いします。 (3月17日 18時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きぬ田 | 作成日時:2024年1月28日 22時

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