君が羨ましい ページ44
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ゴミ……うん、ゴミかもしれないな私は
視線だけ横にずらして見ると悲しそうな眼をしたレインくんが見える。表情こそ変わっていないが、彼は意外と年相応に感情豊かなのだ。
学業と神覚者としての責務を両立していてただでさえ忙しい彼に、こんな事を言わせてしまったのが申し訳ない
中途半端なんて許さず、物事を判然と言うレインくん。そんな君が眩しくて＿羨ましい
『オーターさんにも似たような事を言われたよ』
そう言うとピクリ、と小さくレインくんの眉が動く。先程の悲哀の色が消え、私の知らない雰囲気を纏っていった。なんだろう、この感情は。私は見た事がないな
焦りか、不安か、それとも＿＿＿＿＿
「似たような事ってなんですか」
レインくんに話しかけられ、ハッとする。いかんいかん、自分の世界に入りそうになっていた
焦りからか分からないが、レインくんの声は普段よりも何段か低く暗い。口調も敬語になっていたし心配だ
しかし、レインくんに敬語を使われるだなんて何年振りだろうか。
『お前は自己がない、みたいなのを昔言われたの。まあ彼なりの情だよ。自分の意思が分からないなら、私に聞けば良いって＿＿
＿＿＿＿＿思えばオーターさんを頼るようになったのもこの頃からだね』
レインくんの表情が更に険しくなっていく。……怒っているのだろうか、上に立つ人間に意思がないだなんて
『……ごめん、やっぱりイーストンについてはオーターさんに聞くよ。レインくんも仕事あるでしょ？勉強とかも＿＿』
「そんなの今はどうだっていいだろ」
『え？』
真っ直ぐと、力強い瞳で此方を見てくるレインくんに言葉が詰まる。真面目で責任感の強い彼が仕事よりも優先するなんて、一体なんなのだろう。兎か、フィンくんくらいしか思い付かな＿＿＿＿＿
「お前を今、放って置けない」
『待って私！？なんで？』
「待たない。俺が今一番大切なのはアンタだ、A・ヴェルメール」
『急なフルネーム呼び……』
腕を強く引っ張られ無理矢理立ち上がらせられる。ガシャンと後ろで椅子が倒れる音がしたが、レインくんはそんな事気にせず執務室を出て何処かへと進んでいく
顔は前を向いており、後ろから引っ張られるように後をついて行っている私には表情は見えなかった
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あやなみ。(プロフ) - きぬ田さん» 有難うございます、此方こそずっと会話できたらなと思ってます。これから宜しくお願いいたします。 (3月17日 18時) (
レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
きぬ田(プロフ) - あやなみ。さん» こちらこそよろしくお願いします！お話出来る人がいて嬉しいです！ボードも作ってくださりありがとうございます！ (3月17日 18時) (レス) id: f1e01a76a5 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - きぬ田さん» わぁ！よかったです！あのそこで会話しましょう！ボード返事とかもお待ちしています、これから宜しくお願いします。 (3月17日 18時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
きぬ田(プロフ) - あやなみ。さん» 本当だ！来てました！ありがとうございます〜沢山話しましょ！ (3月17日 18時) (レス) id: f1e01a76a5 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - きぬ田さん» あのきぬ田さんのボードに返事もう送っておりますのでそこで会話しましょう。通知とか来てると思うのでご確認お願いします。 (3月17日 18時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きぬ田 | 作成日時：2024年1月28日 22時
