生意気な後輩 ページ41
□
『あ』
「……」
レナトスさんと別れ食堂から執務室へ向かっていると廊下の曲がり角で見知った顔と出会った
『レインくん、久しぶりだね』
「…嗚呼」
今日神覚者とのエンカウント率高いな。もしや呪われてる？
相変わらず寡黙なレインくんを見ながら今日会った他の三人を思い浮かべる
「イーストンに行くらしいな」
『うん、そうだよ。でも私イーストンの事１ミリも知らないからオーターさんに聞いとかなきゃなんだ』
意外と学校というのには独自の規則が多い。しかも今回は教員だ、少しでも情報も欲しいし暗黙の了解だってあるはずだ
しかし私がそういうとレインくんは普段よりも更に眉間に皺を寄せ如何にも不機嫌そうな顔をした。
真逆私、何かやらかした？
今回ばかりはその原因に心当たりがなく、もう何回目なのか分からない冷や汗を掻く
「何故態々オーターさんなんだ。俺に聞けば良いだろう」
『えっ……良いの？』
「何処を遠慮する必要があるんだ」
なにか怒られるのかと思っていた私は予想外の言葉に呆気をとられる。すると、呆れたようにレインくんは私を見た後溜め息を吐いた。え、傷つく
「アンタはなんでもオーターさんを基準にし過ぎている」
『ウッ』
来た、レインくんの正論パンチ……！
グサグサと的確な場所を刺してくるのでなんとも痛いのだ。しかも言い返せない。
しかしこればっかりは無意識なのだ、完全に。誰かに"操られている"のではと思う程私はオーターさんを頼っている、理由は本当に分からない
『ごめんよぉ』
「…別にアンタが謝る事じゃない」
『だって私がオーターさんに頼ってるのが悪いんだし』
「……いや、」
レインくんはそこで言葉を止めた。不自然な区切り方に私が首を傾げていると、ぽんっと頭に手を当てられ不器用に頭を撫でられる。……前まで私がこれをやる側だったのに
先程までの会話となんら脈略の無い行動にまた少し疑念を持つが、まあ……なんだ。悪い気はしなかった
ふわふわと軽くなる頭を自覚しながら、レインくんの手の温かみに甘える。
年上を撫でるだなんてほんと、生意気
.
＿＿＿＿＿この時私は、レインくんが後ろの人影を睨みながら牽制していた事に気づきもしなかった
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あやなみ。(プロフ) - きぬ田さん» 有難うございます、此方こそずっと会話できたらなと思ってます。これから宜しくお願いいたします。 (3月17日 18時) (
レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
きぬ田(プロフ) - あやなみ。さん» こちらこそよろしくお願いします！お話出来る人がいて嬉しいです！ボードも作ってくださりありがとうございます！ (3月17日 18時) (レス) id: f1e01a76a5 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - きぬ田さん» わぁ！よかったです！あのそこで会話しましょう！ボード返事とかもお待ちしています、これから宜しくお願いします。 (3月17日 18時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
きぬ田(プロフ) - あやなみ。さん» 本当だ！来てました！ありがとうございます〜沢山話しましょ！ (3月17日 18時) (レス) id: f1e01a76a5 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - きぬ田さん» あのきぬ田さんのボードに返事もう送っておりますのでそこで会話しましょう。通知とか来てると思うのでご確認お願いします。 (3月17日 18時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きぬ田 | 作成日時：2024年1月28日 22時
