マゾヒスティック道 ページ39
□
「お、アギトじゃねーかアレ」
『エ』
前方数十メートル程の所を見ながらレナトスさんはそう呟く。慌てて私もその視線を追い見れば確かにそこには同じ神覚者のアギトさんがいた
私の身体がピシッと硬直しているのに気がついたのか、レナトスさんは少し笑う。まじイケメン、睫毛長い羨ましい
「そういやお前アギト苦手なんだっけか？」
『価値観が少し違うだけですよ……いや、初対面でマゾヒスティック道？について語られて若干の恐怖を感じたからかも』
「あ〜〜」
うっ、とその時の事を思い出し乍らレナトスさんにそう言うと納得したような何というか……微妙な顔をされてしまった
「まァ彼奴かりゃしたら俺等が羨ましいンだろ」
『迷惑すぎて泣きそう』
不死の神杖の称号を与えられているレナトスさんは勿論、私も実は半不死身状態なのだ。それが屹度痛み大好きなアギトさんからしたら死ぬ事を考慮せず痛みを味わえるので羨ましいのだろう
「魔導書に呪われてなったンだよな、たしか」
『子供の頃に好奇心で錬金術してたらいつの間にか呪われてた』
「阿保か」
呆れたように言うレナトスさんにハハッと乾いた笑い声を上げる
すると後ろからふっと私よりも更に大きい影が落ちる
「これは珍しい組み合わせな……」
「『あ』」
はっと後ろを振り返ると其処にはオーターさんに負けず劣らずの無表情にしてマゾ・アギトさんがいた
「それにしても矢張り羨ましい。不死なんて痛みを感じ放題なのに…」
『う、ん。そうですかね？死ぬ時は死にますよアハハハハ』
普段は全く話さない彼も痛みについてだと急に饒舌になるので怖い
「レナトスは兎も角後天的に不死になれるとは…。その呪い受けてみたい」
『いやいやいや、私は運が良かっただけでこの呪いは不死になる前に死んだり激痛がしたりしますよ！』
「好都合。死をもたらすならば神に我が罪を償える。痛みならば更にいい」
『おぉ…』
なんだろう、逆に感心してきた
しかしなんだがな……矢張り神覚者というのはキャラが濃い。その代わり面が良い奴が多いんだけど
□
レ「なんか俺空気じゃね？」
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あやなみ。(プロフ) - きぬ田さん» 有難うございます、此方こそずっと会話できたらなと思ってます。これから宜しくお願いいたします。 (3月17日 18時) (
レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
きぬ田(プロフ) - あやなみ。さん» こちらこそよろしくお願いします！お話出来る人がいて嬉しいです！ボードも作ってくださりありがとうございます！ (3月17日 18時) (レス) id: f1e01a76a5 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - きぬ田さん» わぁ！よかったです！あのそこで会話しましょう！ボード返事とかもお待ちしています、これから宜しくお願いします。 (3月17日 18時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
きぬ田(プロフ) - あやなみ。さん» 本当だ！来てました！ありがとうございます〜沢山話しましょ！ (3月17日 18時) (レス) id: f1e01a76a5 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - きぬ田さん» あのきぬ田さんのボードに返事もう送っておりますのでそこで会話しましょう。通知とか来てると思うのでご確認お願いします。 (3月17日 18時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きぬ田 | 作成日時：2024年1月28日 22時
