覚悟を示す時 ページ30
□ランスside
この世で最も尊いのはアンナだ。それは今も昔も、そしてこれからも変わらない
日に日に悪化していく最愛の妹の病に焦りが増すばかりだった。しかし神覚者になるにはイーストンに入学し神覚者選抜を突破しなければならない。つまり、最短でも後一年は掛かってしまう
かといってその病を治すにしてもどんな名医に頼もうが妹の治療は出来なければ、この病の詳細すら未だ不明。絶望的だった
だから、ランスは誓ったのだ
どんな手を使っても妹を助けると
＿＿＿＿＿それが例え神覚者相手だとしても
○
ふざけた性格に反して此方を一瞬たりとも見逃さない目の前の女(実際は仮面を外して改めて見てもイケメンだなと思っているだけ)
騙した、そう公言したはずなのに其奴は焦る様子を見せるどころかなんの反応もない
真逆バレていたのか？ランスは恐れた。もし相手も演技をして自分を騙していたというなら今までの行動全てが偽物という事になる。だとしたら彼女は歪みすぎている
しかしここで引き下がれない、ランスは空いた片手を強く握りしめた
神覚者になる為の近道でも、病に関する情報でもなんでもいい。ただ、自分のこの身体以外に妹助ける手駒が欲しかった
＿必死、だった
『何か聞きたいことでもあるの？』
不意に、そう聞かれた
無害そうな顔、声、仕草。しかし矢張りランスはそれが胡散臭くて堪らなかった
「命と魔力が減り続ける病について知らないか」
そう言うと目の前の女は面食らったように目を見開き、少しして小さく笑った
笑っている場合じゃない、微かにランスは怒りを感じた
『そんな事聞く為にこんな事までしたの？危ないなぁ』
「嗚呼、俺が欲しいのはアンタが"全部を使って"出す情報だからな」
そういうと先程とは少し違う＿＿不敵に微笑んだのだった
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あやなみ。(プロフ) - きぬ田さん» 有難うございます、此方こそずっと会話できたらなと思ってます。これから宜しくお願いいたします。 (3月17日 18時) (
レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
きぬ田(プロフ) - あやなみ。さん» こちらこそよろしくお願いします！お話出来る人がいて嬉しいです！ボードも作ってくださりありがとうございます！ (3月17日 18時) (レス) id: f1e01a76a5 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - きぬ田さん» わぁ！よかったです！あのそこで会話しましょう！ボード返事とかもお待ちしています、これから宜しくお願いします。 (3月17日 18時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
きぬ田(プロフ) - あやなみ。さん» 本当だ！来てました！ありがとうございます〜沢山話しましょ！ (3月17日 18時) (レス) id: f1e01a76a5 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - きぬ田さん» あのきぬ田さんのボードに返事もう送っておりますのでそこで会話しましょう。通知とか来てると思うのでご確認お願いします。 (3月17日 18時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きぬ田 | 作成日時：2024年1月28日 22時
