5人のお兄ちゃん2 (ページ23)

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北斗 side
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樹の前であんな姿を見せてしまった
心配されることぐらい分かっていたのに
寝るとまた夢を見そうでつい強く当たってしまった

心配してくれたんだろう
俺の部屋までわざわざ来てくれたのに

そういえば冷蔵庫にプリンが入っていたはず
これを渡してついでに謝ろう
そう思って俺は樹の部屋にプリンを2つ持って行った

ﾄﾝﾄﾝ

ﾄﾝﾄﾝ

『じゅりっ入るよ』

返事がなく寝ているのか
そう思って部屋を覗くとベッドに横たわっているジェシーが見えた

「ｸﾞｽｯ、、」

『じゅりっ、、、』

名前を呼ぶと身体をびくつかせ小さな声で返事をしてくる

『さっきは悪かった、、ついっ』

樹「俺嬉しかった、初めて北斗の本音が聞けた気がして」

『えっ？』

樹「いやっなんでもない、、気にしてないから」

『これっプリン食べれる？』

そう言うとゆっくり体を起き上がらせて少しできた隙間に俺を座らせた

『熱高いんじゃない？』

樹「寝ればっ、、休んだら治るよ」

プリンを黙って食べ始める樹をずっと見つめていた

樹「美味しかったーっありがとな」

『うんっ、、ねぇ樹っ』

樹「えっ？なに？」

『お願いがある___』

"一緒に寝よう"