5人のお兄ちゃん2 (ページ19)

今日:9 hit、昨日:4 hit、合計:50,815 hit

･ページ19

北斗 side
・
昨日の夜家族と話した後すぐベットに入った
と言ってもすぐ寝れるわけじゃない

ジェシーから聞いた事を思い出すだけでなぜか涙が止まらなく出てきた

『、、、じゅりっ』

明日どんな顔して会えばいいのか
今回はほとんど俺が悪いとしか思えない

俺は無理やり目をつぶった

「______じゃあね北斗っ」

んっ、、ここっ
俺がずっと恐れてきた場所だ

『ねえっ待って！』

そう言ってもみんな振り向くこと無く遠ざかっていく

『やだっ、、ねえ俺が悪かったからっ！ごめっ、、じゅり！』

俺が叫ぶと樹が振り向いてくれた

『1人にっしないで、、』

そう言うと遠くで樹にみんなが話しかけている

『、、、じゅりっ？』

「______知らないっ、、誰おまえっ」

『ふざけんなよっ俺っ、、ｳｯﾊｧｯﾊｧｯ』

「ふふっ、、苦しんでろよ」

急な頭痛に俺は目を覚ました
この感覚久しぶりだ
あの事件から1度も見てなかったのにっ
なんでっ、、

俺はゆっくり体を起こしリビングに向かった

母「あっおはよう、、って顔色凄いよ？」

『あぁうんっ、、ちょっとね』

親にも相談出来ないなんてなっ、、

『じゃあ行ってくる』

母「うんっ気をつけて」

少し頭は痛いがみんなのところに行かないと

ほんとにひとりぼっちになりそうで怖かった

ｶﾞﾁｬｯ

『ただいまっ、、、』

家に入ってすぐ分かった
いつも笑顔で「おかえり」を言ってくれる人がいない事を

『ジェシーっ、、』

朝一に洗濯をするはずなのに外に干さってない

『こーち？』

いつも庭のトマトに水をあげる京本も
みんなの所をウロウロしながら邪魔をする慎太郎も
俺の隣にずっといてくれる樹もっ、、

『やだっ、、ﾊｧｯﾊｧｯ』

本当にみんな俺の前からっ

俺は急いで家の中に入った

『ねえっ隠れてないで出てきて、、うわっ』

靴のまま部屋に入って行ったら何かにぶつかった

『いっ、、じゅりっ！』

樹「靴ぐらい脱げよっ」

『へっ？あっごめっ』

樹「おいっ」

『ｸﾞｽｯ、、なにっ？』

樹「いやっなんでもないっ」

何か言いたそうな樹を後に靴を玄関に置いた

1人になるのが嫌で樹の所に行った

『じゅり？、、入るねっ』

部屋に入るとベットに横になる樹がいた

近くにある机には薬と食べ残しのお粥が置いてあった

樹「うつるって、、ｺﾞﾎｯ」

『体調悪いの？みんなは？』

樹「あぁ仕事っ」

だからいなかったんだ、、

俺は少し安心して樹の体温を測った