爆モテの片想い (ページ42)

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「んんっ」

『起きた？』

電気をつけると泣いてる樹がそこにはいた

『大丈夫？薬飲もっ』

俺は袋から薬を取ろうと机に向かった

「ねえっマネージャー、、」

えっ、、あっ俺の事マネージャーって
それから樹はこの前の事を話し始めた
俺はただ樹の頭を撫でながら話を聞いた

何があっても一緒にいてくれて、そんな樹が俺はっ好きだ

樹「、、、、俺北斗の事好きなのにっ」

えっ、、でも樹って京本が
樹「ごめん今の忘れて、、、」

家に帰ってもさっきの樹の事が頭から離れなくて
なぜか涙が止まらなかった

樹っ俺どうすればいいんだよ

あれから樹は何日間か仕事を休んだ
皆メールを送ってたし俺も送っていいよな

打ってはみるものの送信ボタンが押せないで結構送れないまま日は過ぎていった

熱も下がって楽屋に入ってきた樹は皆から心配されていた
『熱治ったんだ』

久しぶりに俺に話しかけてくれたのが嬉しかった
でもすぐ冷たく接してしまう

高「ほくとっ今のは無いよ～」

ジ「北斗、樹とまだ仲直りしてないの？」

『いやっ、、謝りたいんだけどさ、、』

高「はぁちょっと俺行ってくるよ、北斗自分でも謝りなよ？」

『えっ、、うん』

結局またこーちに頼ってしまった

それから少ししたら樹が楽屋に入ってきて結局慎太郎が起こすまで寝ていた

高「樹まだ熱あるかも」

慎「顔結構赤いもんな」

ジ「北斗、自分のせいとか思わなくていいから」
取材を受けている間俺は樹の事しか頭に無かった
自分の質問に答える以外はただ樹を見つめるだけしか出来なかった

時間が経つにつれて咳が多くなる樹
やっぱりあの時俺が怒鳴ったりしなかったら、、
弱った樹を見るのがとても辛かった
最後の質問を聞かれると急に俯き始めた

『辛い思いなんてしなくていいんだもんな』

その時初めて樹の本音を聞いた気がした
いつも笑ってる樹とはちがった

それから取材は終わって
皆はすぐ樹を休ませようとしたけど樹はずっと黙って立ったままで、それから飛び出して行った

今俺が謝らないと、、そう思って俺もその後をおった

皆が俺を呼んでるけど今はそんなのどうでもいい
俺は今樹の事しか考えられなかった

やっと樹に追いつけたと思うと
樹はさっきよりもふらふらしていて
俺の目の前で倒れかけた

『じゅりっ！じゅりっ！』

俺の腕で荒く息をしている樹を見ると涙が止まらなく

ただ樹の名前を呼ぶことしか出来なかった