爆モテの片想い (ページ12)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:107,759 hit

・ページ12

とりあえず作ると言ったからには作らないと
ちょっと待てこれ俺の手料理初めてじゃん
つい流れで言ってしまったけど結構やばいじゃん！

とりあえずG先生に教えて貰って何とか出来たけど
俺作るまでに何回味見したっけ苦笑

『ほくとー寝てるか』

いつもは起こされる側だからどのタイミングで起こせばいいか分からない、、まず朝じゃないしな
なんて考えてたら布団の中でモゾモゾ動き出した

「んっ、、じゅっ」

『ほくと？起きた？』

「じゅっ、、おはよっ」

おはよってもうすぐ夜ですけど、、

『まだ朝なってないよ？あっ食べれる？』

北斗を待ってる間にいい感じに覚めたお粥
そっと体を起こしてあげて目の前に運んだ

『熱いかもだから気をつけてよ？ちょっと俺片付けて、、えっ』

歩きだそうとしたら後ろから引っ張られた
引っ張られてる方を見たら、、

『何してんの北斗』

北「いやっ、、そのっごめん」

そう力無い返事をして俯いてる北斗

『どうした？』

俺がそっと頭を撫でてあげると熱があるからか知らないが目をうるうるさせてこっちを見る

なあ、そんな目で見られると俺耐えれないんだけど、やめてもらえる？

『北斗？』

北「あのっ、そのっ、、あっ！じゅっつかれたでしょ？座りなよ？」

『えっ、あ～一緒いて欲しいんだろ？』

北「なっ！そんなこと、、」

ほんと素直じゃないんだから苦笑
まあ、そんなとこも北斗を好きになった理由の一つだ

それにしてもさっきからレンゲを持ったまま動かない

『なに、どうした？食欲無い？』

北「いやーなんか熱があるからかな」

『あっ食べなくてもいいよ？』

やっぱり食欲無いのかな、、

北「なんか手が重くてここから動かなくて、、だから食べれな～い」

こいつ何言ってんの

『はっ？なに食べさせて欲しいって？』

まさかな！そんな事ないし、、いや、そんな事あったらまずダメだし

俺は笑いながら北斗の方を見た
、、、えっ！何頷いてんの！？
嘘でしょ！えっ、本当は俺の気持ち気づいて、、
いや、そんなはずない！じゃあ何！あー！いじめか！

『北斗、、本気で言ってんの』

北「うんマジだけど、ねえ冷めちゃう」

えっ、こいつめっちゃ元気じゃん
そんないじめられるぐらい元気あんじゃん

『もう、、覚えとけよ』

北「ははっ！俺病人！って樹手震えすぎﾊﾊｯ」

ﾊﾊｯじゃねーよ！お前のせいだよ！

そんな文句も言えないまま俺はただお粥を彼の口にはこんであげた