君色に染まる日々

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先輩と別れて
2人で車に乗り込む





純喜「先輩といっぱい話せた？」


『うん！ご飯も美味しかったし…』




運転しながら私の話を笑って
聞いてくれる純喜



純喜「ちょっと酔ってる？」



『んー…そうかなぁ』




“いつもよりよう喋るし、
顔もちょっと赤いで”


“これ飲んどき？”



ってペットボトルの水を
渡してくれる



『ん、ありがと』



手から受け取って
水を飲みながら純喜の横顔を見つめる






レイ先輩に去り際


“めっちゃいい彼氏じゃん”


って小さい声でさらっと言われたのを思い出す







『純喜』



純喜「ん？どした？」



『迎えありがとう』



純喜「はは笑 なんやねん今さら」



『先輩にね、いい彼氏じゃんって褒められたよ？』



純喜「ほんまに？」



いつもなら褒められて少し照れ臭そうにする純喜が
珍しく何か考えてるような顔をしてて




純喜「そんないい彼氏とちゃうで？俺」


“今日だってAのこと心配で、
行かせたなかったから引き止めようとしてたし…”




って自分の行動を気にしてたみたい






『心配してくれて嬉しかったよ？



いつも素直に気持ちを伝えてくれる純喜が好きだから』





私の言葉に
パアッと目を輝かせて
いつもの明るい笑顔になるから




ほんとに単純で真っ直ぐで
そんな純喜が愛おしい





『今日、泊まってく？』


純喜「え、いいん？」


『ふふ笑 うん。今日は純喜と一緒にいたい』





普段は恥ずかしくて言えないことも
なんだか今日は素直になれてる私

お酒のせいかな？



純喜「Aが素直なん珍しいな」









“あんま可愛いこと言わんといてや”


っておでこをコツンとされた



純喜「事故ったらAのせいやで」



そう言って私の目を見て無邪気に笑ってくる純喜は

私にはもったいないくらい
いい彼氏で


心の中で好きって呟いた



fin…

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