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唇が離れて目が合うなり
純喜くん「はは笑 顔赤すぎやろ」
って余裕そうな純喜くん
『不意打ちはずるい…』
純喜くん「じゃあ、キスするでって言うたほうがええ？笑」
そう冗談っぽく言ってるけど
私は知ってる
純喜くんの耳もほんのり赤く染まってること
ドキドキしてるのが私だけじゃないんだって
実感できて嬉しくなる
純喜くん「何でわろてんの？」
なんて考えてたら顔に出ちゃってたみたいで
純喜くんにそう聞かれたから
慌てて“なんでもないよ？”って答える
私の言葉に納得してないみたいで
純喜くん「ほんまに？何、気になるやん」
『純喜くんは知らなくていいんです！』
そう言い合ってると観覧車は降り場に近づいてて
『あっという間だった〜』
純喜くん「な？正味、もう一周いけるなー」
『また今度乗りに来よう！』
純喜くんに手を引かれて
観覧車から降りて出口へと向かった
車での帰り道
2人で色々話してたんだけど
歩き疲れたのか少し眠くなっちゃった私
そんな私にすぐ気づいて
“眠かったら寝てもええよ？”
って気遣ってくれる純喜くん
そんな優しさにキュンとしたけど
『せっかく久しぶりに会えたのに、
寝ちゃうなんてもったいないんで、起きてます！』
純喜くんだって忙しいのに
こうやって時間を作ってくれたことが有り難くて
明るくそう言えば
純喜くん「そんなこと言ってくれるん？」
“ほんまかわいいな”って
急に目を合わせて微笑む純喜くんがかっこよすぎて
『……//』
顔を逸らすことしかできなくて
何も言い返せない私
そんな私にまた
“はは笑 かわいー”
笑ってそう言ってくるから
『もう！かわいいとかそんなに言わないで下さい！』
純喜くん「え、なんで？ええやん、ほんまのことやし」
きょとんとして言い返してくる純喜くん
ほんとに無意識で
ドキドキさせてることに気づいてないから困る
いつも純喜くんの伝えてくれる言葉がストレートすぎて
嬉しいんだけど、どうしても恥ずかしくなっちゃう
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sio(プロフ) - 五十鈴玲音さん» コメントありがとうございます＾＾！楽しんでいただけたみたいで嬉しいです！これからも楽しんでいただけるようがんばります！ (2022年5月27日 19時) (
レス) id: b3ea78e719 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴玲音(プロフ) - コメント失礼致します。主人公も純喜も不器用な感じが可愛くて楽しく読ませていただきました！これからも作品の更新楽しみにしています☺ (2022年5月25日 14時) (レス) @page48 id: 17dcd8ad24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sio | 作成日時：2022年3月31日 22時
