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景瑚「Aには…笑ってて欲しいんだよ」
急に真剣な顔してそんなこと言ってくるから
『…ありがとう』
恥ずかしくなって小さな声でお礼を言えば
景瑚「泣いた顔なんて
酷すぎて誰にも見せられないからね笑」
調子に乗ってそんなこと言い出すから
『うるさいな笑 自分が1番わかってるよ』
いつもみたいに言い合いが始まった
2人でそのまま話してると電車が来て
私と景瑚は逆方向だから
私が電車に乗りむまで景瑚がついてきてくれた
景瑚「じゃあまた明日」
『うん、今日は話聞いてくれてありがとう』
景瑚「焼肉奢りでチャラにしてあげる」
『分かったよ笑 今度奢ってあげる』
そんな話をしてると
扉が閉まる合図がして
景瑚「A！」
景瑚が私の名前呼んだ
景瑚「後悔だけはしちゃダメだよ」
そう言って手を振る景瑚に
大きく頷いて私も手を振り返した
ーーーーーーーー
今日は実習の先生達がいる最終日
つまり河野先生に会えるのも今日で最後なわけで
6限に全校集会があってそこで先生たちの挨拶がある
“後悔はしないように”
景瑚の言葉が私の頭の中にずっとあって
今日こそは河野先生と向き合おうと決めた
決心したのはいいものの
「また行事のときとか遊びに来てください！」
「純喜くんまたサッカーしに来てねー」
河野先生の周りには生徒が溢れてて
なかなか話しかけに行けない
結局河野先生と話せないまま集会の時間になって
体育館へ向かうために廊下に整列してる時に
窓から河野先生の後ろ姿が見えて
考えるよりも先に体が先に動いてた
舞「えっちょA！？どこいくの？」
『トイレ行きたいから先行ってて！』
呼び止める舞の声に前を向いたまま返事をして
先生を追いかける
『河野先生っ！』
そう呼べば足を止めて振り返る先生
私の姿を見て目をまん丸にして驚いてる
息を整えながら先生に近づいて
『今日の放課後時間ありますか？』
そう思い切って聞けば
河野先生「放課後？あー、すぐは無理やと思うけど…」
『待ってるので、教室に来てもらっていいですか？』
すらすらと言葉が出てくる自分にびっくりしてる
私の想いが伝わったのか
河野先生「わかった」
すぐに返事をくれた先生
『じゃあまたあとで！』
そう言ってまたダッシュで体育館へ戻った
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sio(プロフ) - 五十鈴玲音さん» コメントありがとうございます＾＾！楽しんでいただけたみたいで嬉しいです！これからも楽しんでいただけるようがんばります！ (2022年5月27日 19時) (
レス) id: b3ea78e719 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴玲音(プロフ) - コメント失礼致します。主人公も純喜も不器用な感じが可愛くて楽しく読ませていただきました！これからも作品の更新楽しみにしています☺ (2022年5月25日 14時) (レス) @page48 id: 17dcd8ad24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sio | 作成日時：2022年3月31日 22時
