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あの日から
なんだか気まずくて私は河野先生を避けてた
化学の質問だってわざわざ河野先生がいない時に
違う先生に聞きに行ったり
放課後は残らずに家で勉強したり
ホームルームや河野先生の授業中は
目が合わないように下ばっかり見てて
別に嫌だった訳じゃないけど
あんなことがあって先生と平然と話せるほど
私は強心臓の持ち主じゃないし…
とにかく河野先生と顔を合わせるのが恥ずかしすぎる
もしあの時チャイムが鳴ってなかったらって考えたら
『あああーーー』
舞「うわっ何？びっくりしたー」
“急に大きい声出さないでよ笑”
って私の声に驚いてる舞
『あ、ごめん』
舞「どうしたの？」
“あーいや…”
さすがにこんなこと親友の舞でも話せないよ…
なんて思いながら黙ってると
景瑚「どーせ純喜くんでしょ？」
『わ！景瑚いつからいたの？』
景瑚「今ー、これ買ってきた」
売店から戻ってきた景瑚が
私の横に座ってて
買ってきたパンを食べはじめる
舞「なになに！河野先生となんか進展あったの！？」
景瑚の言葉に
舞がテンション上がって食い気味で聞いてくる
『進展っていうか…んー』
景瑚「何？キスでもされた？」
『は！？』
景瑚のまさかの発言に思わず大きい声が出ちゃって
景瑚「え？まじ？冗談で言ったつもりなんだけど笑」
ヘラヘラ笑ってる景瑚
『いやされてない！そんなわけないじゃん！』
必死に否定すれば
ふーんって景瑚がニヤニヤしながらこっちを見てくる
舞「A最近河野先生のこと避けてるよね」
『え？いやそんなことないけど…』
舞「もうあと3日で先生いなくなっちゃうんだよ？」
『…それはそうなんだけどさー』
どんな顔して先生に会えばいいのか分かんない
っていうのが正直な気持ち
舞「どうせなら告白でもして当たって砕けてこい！」
『砕けるって…振られる前提じゃん笑』
なんて舞と話してたら休み時間が終わった
ーーーーーーー
「日直ー、今日の課題集めて職員室まで持ってきてくれ」
“うわ、今日に限って日直私じゃん”
なんて思いながら
『分かりました！』って返事をする
舞「A手伝おうかー？」
『大丈夫！集めるだけだしすぐ終わると思う！』
そう言って舞には先に帰ってもらって
1人で教室に残ってた
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sio(プロフ) - 五十鈴玲音さん» コメントありがとうございます＾＾！楽しんでいただけたみたいで嬉しいです！これからも楽しんでいただけるようがんばります！ (2022年5月27日 19時) (
レス) id: b3ea78e719 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴玲音(プロフ) - コメント失礼致します。主人公も純喜も不器用な感じが可愛くて楽しく読ませていただきました！これからも作品の更新楽しみにしています☺ (2022年5月25日 14時) (レス) @page48 id: 17dcd8ad24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sio | 作成日時：2022年3月31日 22時
