虹色の橋 (ページ10)

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堕ちていく(裏) ページ10

体が焼けるように暑い。
竜ちゃんに抱っこされている今、どうにも自分で身動きが取れない。

小刻みに震える体を必死に隠したくて首にしがみつく。

竜「……A？」

『ひあ……っ』

竜ちゃんが喋ると首筋に息がかかり変な声が出ると同時に体がビクンッと跳ねる。

竜「……あー！あいつまじ！」

竜ちゃんは声を荒らげる。
その怒声すらにも私の体は反応をやめない。

『竜……ちゃ……蘭ちゃ……ん』

蘭「うんうん、辛いよな。少し待ってろ〜すぐ楽にしてやっから〜」

声は心配の色を含んでいるのに、どうしてだろう？
蘭ちゃんの顔がすごく色っぽい感じに見える。

それから急いで帰った。もう車の中で何があったのか覚えてもない。
ただひたすら振動が気を狂わせるのではないかと思う程の刺激をしてきていた。

全身に脈打つ感じが酷く大きく感じる。
上手く酸素が吸えなくて呼吸も荒くなる。

帰宅してすぐ、私を抱き2人は寝室へ向かう。
ベッドに私を寝かせ、スーツのジャケットを脱ぎ捨てる。

その姿すらも胸を締め付けるほどに絵になっていて
更に体の異変に拍車をかける。

それに耐えきれず膝を抱えるように丸くなるが
蘭ちゃんに妨害される。

蘭「Aよく聞け。今からすることはAのその無理矢理変になった体を治す為のことだ。勿論、蘭ちゃん達は本気だけど……まぁなんだ、なるべく我慢すっから、恥ずかしい事じゃないから素直に気持ちいことされてろな」

頭を撫でながら蘭ちゃんは真剣な顔をしている。
竜ちゃんに首筋を撫でられれば体が反応をする。

『……んっ』

体が何か物足りなさを訴える。
素直になれ。そう言われた。

『蘭ちゃん、竜ちゃん……もっと……触って欲しいの……』

竜「……っ、んな物欲しそうな顔で煽んなって……我慢出来なくなんだろ……」

竜ちゃんの唇が私の唇と重なる。
触れるだけの重なりは次第に深くまで侵食してくる。
少し顎を引いて逃げの姿勢を見せれば両手で頬を挟み逃げられないように上を向かされる。

竜ちゃんの舌が口の中を、私の舌を弄ぶ。
飴玉を転がすように動いたと思えば歯をなぞられたり。
その度に背中にビリビリと電気が走る。

竜ちゃんとのキスに気を取られていれば
後ろから蘭ちゃんが首筋を舐める。

なんとも言えない快感が全身を襲う。

蘭「蘭ちゃんのことも忘れるな〜？」

そう言い、竜ちゃんから引き剥がされ
今度は蘭ちゃんとの貪るようなキスに溺れる。