弍、ゼロの協力者【名探偵コナン】 (ページ38)

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Courageous words ページ38

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『…へ、FBIを追い詰める？？』

｢あの糸目の男が赤井秀一だったんだ｣

あの忌々しきレフティを見ると…とブツブツと言い始めたゼロ。

彼は、赤井秀一のこととなるとガキかよ…ってくらいに余裕がなくなる。

『…赤井秀一ってひーくんのことを…』

「…ヒロを見捨てたやつだ。その時はただの組織の一員だと思っていたが…、アイツはッ」

「…アイツはNOCでありながらヒロを…」
「もっと他に方法があったはずなのに」

ゼロが珍しく悔やんでいる。
それもそうか…。
ゼロとひーくんは私よりも長い付き合いだった。
彼は私とゼロを引き合わせた〝仲介人〟かつ〝おひさま〟

そして、私の初恋の相手だ。
……今ではちょっと苦い思い出だけど

そして彼ならきっとこう言うのだろう

『…シャキッとしろ、降谷零』

いつだったか、ひーくんが組織への潜入が決まったと知ったゼロが彼に投げかけた言葉だ。

〝シャキッとしろ、諸伏景光〟

それは与えられた使命を全うしろ、
という警察官としての責務を実感させると同時に
〝自身を真の姿を思い出させてくれる〟魔法の言葉だ

『…景光に投げ掛けたんでしょ、そしたら零もそのくらい意気込まないと』

『アイツの守った情報が全部無駄になる』

『…しっかりしなさい、降谷警視』

「…ハハッ、全く君には敵わないや」

(勇気の出る言葉)