弍、ゼロの協力者【名探偵コナン】 (ページ34)

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｢コナンくん！本当にこれは大丈夫なのかい？｣

Aの従弟を名乗る刑事が中継を嗅ぎつけて、コナンくんとスマホを見ている。

〝組とのコネクション〟

という話題が出た途端、運転をしていた俺にも分かるくらいの静寂が生まれた。

｢…それって、町田さんはどこかの組と繋がってる…ってこと？スパイか何かなの？！｣

｢いや、僕はそんな話聞いたことないよ｣

そう、俺もそんな話は聞いたことない。

｢…もし、本当にそうだったとしたら｣

どんどんマイナスなことを考えていく刑事。
まるで、Aとは真逆だ。

ことが起きるまで冷静に物事を運ぶ彼女は、どこかでこの状況を把握していたのではないか？
…それとも、全くのノーマーク？

｢…ここ、ですかね｣

車を走らせてから15分。
道路交通法は違反しまくったが、管轄の警察官から許可を貰っている。

｢…このまま、突っ込むかい？｣

ニヤリ、と俺が笑うと後部座席に座っていた二人は真っ青な顔を見せた。

｢…冗談ですよ、とりあえず急ぎますよ｣

降りてください、と俺が催促すると慌てて二人とも降りる。

無事で居てくれ、A

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(準備はいいかい？)