Simple clear demystification ページ30
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「…っ」
顔を歪めた安室さんを見て、俺は声を掛ける
「なにか…わかったの?」
「Aから連絡が来た…恐らく、以前君がクール便に捕まったとき同様の仕組みだろう」
安室さんは苦い顔をしてそう言う。
俺が捕まった…あぁ、安室さんがボクシングで助けてくれた…あの事件か
「…5m2F、杯戸C・H、G2、SCsome」
「なんじゃそりゃぁ?」
「暗号、ですか…?」
安室さんに送られてきたものを見て、首を傾げているおっちゃんと白鳥警部
一瞬話が読めなかったが、簡単じゃねぇか。
「…杯戸中央病院」
「…付近のマンション、アパートでしょう」
「…このGってなんだ?ゴキブリが2匹?お嬢さんは何ふざけたこと言ってんだ?」
だらしない声を出しながら、おっちゃんはそんなことを言う。
「…いや、これは…警備員のことだ」
「なるほど…警備員は英語ではGuard…警備員が2人ってことか!」
「じゃあ、このSCはなんだ?」
そんな用語あるか?警察用語で言ったことねえよ?とおっちゃんは慌て始める。
「security camera…防犯カメラですよ。彼女はいくつか防犯カメラがあると伝えたかった。そして…それが簡単に判断出来るのは地上から5mの2階!時間のない彼女がよく活用する常套手段ですよ」
彼女の考えることなど、お見通しですから…と少し微笑んだ安室さん。白鳥警部に見せつけるかのように見える。
「安室さん!わかったなら行かないと!!」
俺はそう言って、安室さんに車を出すよう催促する。
ついでに…彼女とどんな内容話してるか、調べさせてもらうぞ、バーボン!!
(単純明快な謎解き)
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作者名:石蕗 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tsuwa/
作成日時:2018年4月21日 11時