弍、ゼロの協力者【名探偵コナン】 (ページ26)

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Smell of the organization？ページ26

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あれ、安室さん…スマホ見てる
ポアロのウェイターをしている時はいつも見てないのに。

不審に思って、俺は安室さんと彼のスマホと顔を覗く。もしかしたら、組織の可能性が…？！

｢…っ｣

なんというか悔しそうな顔、そして…画面には町田さん。

｢…安室さん、これなに？｣

｢…Aさんにいざとなった時に役立つといって持たせたんだよ。...ストーカー被害の相談を受けたことがあったからね｣

遠隔操作型の監視カメラ…か？
しかし、途中でプツリと画面が停止した。

｢…バッテリーが尽きたのか｣

｢…安室さん、それは…｣

｢僕にこのファイルが送られているのは7時間前…つまり、午前3時半にAさんからのSOSがあった、というわけですね…それから、バッテリーが尽きたのは9時。そこまではAさんは無事みたいだ。イビキを掻いているようだし…｣

もう少し早く気がついていけば…と悔やむ安室さん。…本当にこんな人が組織の人間？
いや、町田さんから情報を抜き出そうと？それとも…組織から町田さんは潜入しているのか？！

いずれにせよどれが真実かはわからないが、早めに助けてあげるのが一番だろう。

｢…犯人グループの会話、ですね｣

男4人というむさ苦しい状態で耳をたてる

〝いやぁ、この女を見返す時がくるとはなぁ？〟

〝助けを求められないところに連れてこーぜ〟

〝ははっ、それはいい。2年前に俺にしたこと、倍にして返してやる〟

｢…コナンくん｣

｢うん、これは…｣

逆恨みによる拉致事件、だね
しかし、2年前の事件とは何の話だろうか。

(組織の匂い？)