Case closed ページ23
.
「そういえば…先輩はどうして警察を嫌ってるんですか?」
『…嫌ってなんかないわよ。ただ、対策が気に食わないだけ』
そう、警視庁捜査一課は彼に生きろと命じなかった。
私は事実を知らないが…結果こそが全て。
それが、警察の世界だ。
『…正義感の強い彼なら自分の命なんぞ簡単に天秤に掛けてしまう…なんて分かっていたのにね』
「え、先輩…?」
目を見開く彼は私の言っていることに驚いているようだ。
『ごめん、らしくないね』
さて、コナンくん…ここからは君の出番だよ。
タイミングを図ったのか、ほぼ同タイミングで扉が閉まる。
その音に警察組は驚きを隠せない状況だ。
「え…ちょっと、誰よ?もしかして千葉くん?」
しかし、宮本さんの考えと裏腹にコナンくんが現れる。
「暖房が効きすぎて暑かったから窓を開けたんだ!」
そう…、これは空気の循環を利用したトリック。
そして警察組にそれを知らすために
『…全く、恐ろしい子だよ』
その後、ご主人が奥さんの携帯電話を自分のものとすり替えたことが分かり、彼の殺人動機が判明したところでこの事件は解決した。
.
お風呂上がりの私はクタクタになった体を労るために早く寝ようとしていた。
しかし、運が良いのか悪いのか布団に入る直前に着信音がした。
誰だよ、と重い足取りで受話器のマークを押す
『…はい、町田です』
「どうだった?彼は」
聞くまでもない...
口元を緩ませながら私は話始めた。
『…やっぱり恐ろしい子ですよ…彼。』
毛利小五郎の知恵袋?いいや、そんなのじゃない。
…真実を導いているのは彼自身だよ。
(事件解決)
The police officer who disappeared→←Police officers with a professional shogi player and a detective
911人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:石蕗 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tsuwa/
作成日時:2018年4月21日 11時