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The first place that prepared ページ21

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「いいか、オメーら…絶対この近所にあるはずだからさ…」


ガキたちに何かを任せたコナンくんは、どうやらこれから推理ショーをしてくれるようだ。
玄関で彼らの健闘を祈ると、コナンくんに声を掛けた。


『…ねぇねぇ、コナンくん。毛利さんいらっしゃらないけどいいの?』


どうにかして探りを入れていこうと思った私は、とてもしつこい女になっている。
ピクリと肩を揺らしたコナンくん。あれれ、反応してくれるんだねぇ。

「…町田さん、何を知ってるの?」


『…さぁ、でもさ。君が何か私に言えないことを隠していることくらいわかるよ?』

どうやら彼は怪訝な顔をしている。
だよね、私多分今世紀最大に嫌われてる自信あるよ。


私と彼が部屋に戻ってくると、羽田くんが疑われている所であった。



「警部!もうコレが犯人でいいから、手錠掛けちゃって!!」

宮本警部補が荒れに荒れていて、私たちは思わず顔を見合わせた。
するとコナンくんはひとつ置いて、落ち着かせるように事を言う。


「…用意した一着。あの遺書ってそうだったんだよね?羽田さん!」

「そういえば…チュウ吉言ってたけど、どういう事?」


「ぼ、僕…そんなこと言ったかなぁ?」


見事に誤魔化せてない彼を見てため息が出た。
私の後輩ながら酷い。



『…ある局面を想定して、その予想された局面に到達した時に放つ妙手の事…』


「それを、用意した一着って言う…って町田さんに教えて貰ったよ!将棋のネット用語の1つなんだって!」




コナンくんがそう言えば、羽田くんに睨まれた。
いや、私…一言もそんなの教えてないんだけど。







(用意した一着)

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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:石蕗 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tsuwa/  
作成日時:2018年4月21日 11時

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