弍、ゼロの協力者【名探偵コナン】 (ページ13)

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Stop the inquiry ページ13

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その言葉に彼女は目を見開いた
話を聞いていた俺も灰原も勿論そうだ。

『…君に嘘付いてもしょうがないよね、言ったわよ』

「じゃあ、町田先輩もいるってことはこれは刑事事件？」

『…私、刑事事件を担当する刑事にろくな人はいないと思ってるから』

町田さんは、拳を握りしめ、何かを思い出すようにそう言葉を発した。

「…え、先輩？」

それに戸惑ってかはわからないが、羽田さん…？は驚いた顔を見せた。
勿論、由美さんも嫉妬してからなのか、不機嫌そうな顔で彼女を見つめ始めた

「…なに、あんた警察だったの？それにしては中々酷い態度取るのね」

『…私はセキュリティ会社の人間って言ったでしょう。人を助けることなんて殆どしないし、…警察官とは程遠い…』

どうして言葉に詰まったのだろうか。
俺には、警察官とは程遠い…という言葉の前に何か隠されているようにしか思えなかった。

「彼女…って」

ボソリと呟く灰原を見て、聞いてみる決心が付く。

「…町田さんって」

『さて、詮索はそれまで。捜一が来る頃では？』

俺の話を遮る彼女は〝これ以上、首を突っ込むな〟と言っているようにしか見えなかった。

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｢では…整理をすると｣

喧嘩で機嫌を損ねた奥さんの頭を冷やす為に、ご主人と家政婦さんがスーパーに30分ほど買い物に。

戻ってきて、玄関のドアを開けたら寝室のドアが閉まる音がしたから、ノックをしたが応答なし。

そして、家政婦さんとキッチンで談笑して時間を潰すこと30分

｢再びドアのノックし、中に入ったら奥さんが電気コードで首を吊っていた…と｣

目暮さんの話は簡潔なもので、その場に居なかった人にはわかりやすいものだった。

｢因みに、喧嘩の原因は…｣

｢株ですよ｣

確かに株は一度ハマると泥沼になることもある。
以前、松田くんがハマったとか言っていたが、仕事をしている間にマイナスになっていたと嘆いていた

｢最近、株にハマりまくっていたので注意をしたら、ヒスを起こしまして…まぁ、大学を卒業する息子の就職がなかなか決まらず、ストレスが溜まっていたのが理由だと思うんですけど…｣

｢息子さんがいらっしゃるんですか？｣

(詮索はやめなさい)