弍、ゼロの協力者【名探偵コナン】 (ページ12)

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His girlfriend ページ12

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『…宮本警部補？大丈夫ですか？』

「あ、ええ…」

「その人、このマンションの人？」

「うん、お隣さんで…無精髭生やしてて…名前は…」

「隣なら行った方が早いよ！！」

三池さんの意見で私たちは隣の家にインターホンを鳴らすことになった。

ピンポーン…と無機質な音が響き渡る。
そして、ドタドタと急いで玄関へと向かってくる音も共に聞こえた。

「はーい…何です…か？ぁ…あ！！！」

宮本さんを見た途端、頬を染める彼。

「ゆ、由美タン！！！…と、町田先輩？」

…私はついでなのね。

「…由美タン？町田先輩？」

「知ってる人なの？」

「…ええ、私の元カレ…」

『え、宮本警部補…せ、…羽田くんの彼女さんだったの？』

私が世良くんと呼ぼうとすると彼は睨みつけてくる。…羽田で通せということか。

「元よ！元！！てか！なんでアンタもしってるわけ？先輩って何？！」

「由美タン、その人は僕の高校時代の先輩なんだ！」

嬉々として私のことをいう彼は宮本さんが機嫌を悪そうにしているのに気付いていないんだろう…

「…で、アンタは何なの？チュウキチの新しい彼女なわけ？確かにコイツ頼りないからそこが良いんでしょうけど…」

「由美タン！！僕は由美タンだけだって！！」

『…宮本警部補、だから私は彼とはそんな関係では…第一、会うのですら高校生以来ですよ』

睨む宮本さんを放置する羽田くんは何かを思いついたようで私を見つめ始めた。
いや、それやめてよ。

「…そういえば、町田先輩…」

〝警察官になるって言ってませんでした？〟

(彼の彼女)