11 深澤 ページ11
深澤side
次の日会社に行くと
「…深澤さん！」
「あら、萌ちゃんじゃん〜どうしたの？」
受付嬢の萌ちゃん、そして��そういう関係��の1人でもある
The女の子って感じでとても可愛らしい
彼女に手を引かれながら誰もいない会議室へと連れていかれた
「萌ちゃん？どうしたの？」
「…………深澤さん、が好き」
うるうると上目遣いをする萌ちゃん
……流石だなぁ、これしたら男がイチコロって分かってるのが彼女の武器なんだろうけど
「俺は…萌ちゃんの事、好き……じゃないかな」
分かりやすく目を見開く彼女
「だからさ………ッん？！」
ごめんね？と言う前に彼女に唇を塞がれた
しかも深いやつ
「…………ん…、深澤さんが欲しいんだけどなぁ、今はこの関係で我慢してあげる」
じゃあ、またねと小悪魔的に笑った彼女は会議室を出ていった
…………まさか、この場面を彼女に見られてるとは思わなかったよね
･
俺も会議室から出て、自分のデスクに戻る途中
給湯室に駆け込むAちゃんが見えた
給湯室を覗き込むとAちゃんはなにやら怖い顔をして悩んでいた
「Aちゃん？どしたの〜？？」
『辰哉くん…』
彼女は俺の顔を見て、また歪んだ顔をした
……え、何かついてる？…あっ！！さっき萌ちゃんとキスした時、萌ちゃんが付けてたリップの色が唇についてる？
思わず唇を触る
すると彼女は、
『あはは…、そっかぁ……もう諦めろってか』
「Aちゃん？」
『辰哉くん』
「ん？」
『大好きです！付き合ってください！！』
「………ごめんね？」
反射的に断ってしまった、いやまだ告白をOKする勇気がまだ無くて…また明日告白してくれるであろうと思って思わず断ってしまった
だけど今日はいつもと違って…
『……うん、ありがとう』
「え、Aちゃん？…なんで泣いて…あ、ちょっと！」
初めて彼女の泣いてる姿をみた
俺はその姿を見てその場から動けなかった
暫くしてデスクに戻ると彼女は何かを決意したのか急スピードで仕事を終わらせ、颯爽と帰って行った
………いつも一緒に帰る俺を置いて
昨日とは違う彼女に少し違和感を覚えたがまた明日告白してくれる、また彼女から大好きと言ってくると思って俺も仕事を終わらせ、今日は一人で帰った
………明日なんて来ず、彼女からの告白はあれが最後だった。
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みか - キュンな展開ですね (2022年5月30日 18時) (
レス) @page18 id: a96c51b532 (このIDを非表示/違反報告)
yocchi(プロフ) - 更新楽しみにしています♪ふかの気持ちになっちゃって苦しい、、、かも、、わら 後悔あとに立たず、、頑張れふか(T^T) (2022年5月25日 21時) (レス) @page16 id: 7480c00bdd (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - なぜか深澤に感情移入してしまってめちゃくちゃ辛かったです😭 (2022年5月22日 22時) (レス) @page13 id: 6205cccaf8 (このIDを非表示/違反報告)
らいむ(*´꒳`*) - 更新、楽しみにしてます (2022年5月22日 19時) (レス) @page11 id: 4d17d0604a (このIDを非表示/違反報告)
rouna(プロフ) - 泣いちゃいました！いい話ですね。一気読み最高でした！早く続きが見たいです。待ってます！ (2022年5月22日 7時) (レス) @page11 id: 813c95357c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梢野 | 作成日時：2022年5月20日 23時
