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JK「髪結んで欲しいです。」





唐突にそんなことを言われ、返す言葉を見失う。


何度も言うが、私は仕事で頭がパンクしそうなんだよ。




「……ジョングクの?」



JK「いやいや、ヌナです。」





(……どういう意図??)





確かに私は、肩につくぐらいの長さをもう何年も変えたことないし、髪を結んだことだってないけど。





「……髪を結んだら、なんか得るものがあるの…?」



JK「ヌナのうなじが見たくて。」


「 」







(……変態…なのかな。)





若干引きながら、あ、と思い出す。





「無理だよ。私ゴム持ってないもん。」


JK「こんなこともあろうかと僕が持ってきました。」





自信ありげな顔でポケットからゴムを取り出すジョングク。






「……ねぇ、これ、誰に言われたの?」


JK「え?」


「うなじが見たいとか、ジョングクが言うとは思えないんだけど…。」


JK「…………ジニヒョンが。」









……疲れた。


これ以上私を追い込まないで欲しい。





JK「……ダメですか?」

「……………………はぁ。」





どうせ暑かったし。

ジョングクの手からゴムを取って、クシもないので適当に髪を集めて一つに結んだ。





「……これでいい?」





結んでみれば、首周りが一気に涼しくなって、早く結んどけばよかったと若干後悔する。








JK「……やっぱ解いてください。」


「……はい?」






意味がわからず聞き返すと、首筋を撫でられた。





「うわっ、」


JK「ヌナ、俺よくわかんないんですけど、」






咄嗟に、ジョングクに素直に従ったことを後悔する。








JK「ヌナの首見てると、噛みつきたくなる。」



「え、」






何言ってんだと思った時には、ジョングクは本当に私の首筋に噛み付いていて。






(え、え、え、)





パニックで頭が回らず、ただ首筋が変な感じがすることしか分からず。







「いっ、」




チクッときて、反射でジョングクの胸板を押したら、案外簡単に離れていった。



いつの間にか髪が解けていて、ジョングクの手にゴムが握られていて、解かれたとやっと理解した。






「な、何してるの!?」




ジョングクを見れば、私の首元を見て何故か眉を寄せて。




JK「十分充電出来たんで、戻ります。」





なんて言って、さっさと部屋から出て行ってしまった。








「………………はぁ…?」









心臓がうるさくて、誰もいないのに聞こえて欲しくなくて、慌ててその場にうずくまった。

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有彩色(プロフ) - あかさたなはまやらわさん» ご指摘ありがとうございます。全部修正したつもりですが、まだどこか間違えがあったらすみません。教えて下さりありがとうございました。 (2020年12月13日 13時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
あかさたなはまやらわ - ジヌン、ジアン、書き間違えかな(。・_・。)ノ (2020年7月16日 16時) (レス) id: 4828d3fec9 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - abcさん» 私も書いていて凄く楽しかったです!!最後まで読んでいただき、本当に本当にありがとうございました!!!!! (2020年6月16日 22時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
abc(プロフ) - うわわわその後の2人をありがとうございます号泣です、、!!最高でした、、!!! (2020年5月27日 1時) (レス) id: f333b14585 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - shining starさん» えwあるんですか!?ごま油検定!!ww適当に書いたのに衝撃です笑)コメント、とても嬉しかったです!!ありがとうございました!! (2020年5月21日 23時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:有彩色 | 作成日時:2020年3月12日 0時

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