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「肩痛い……。」
一通り仕事を終えて、ジュースでも飲もうと思って自販機へ向かう。
「ぐっはぁ……生き返る……！」
なんておじさんじみたことを1人で呟いていると、廊下の奥から誰かが早歩きでこっちに向かって来ていることに気づいた。
「え……？」
顔が見えないと思って、そういえば今日コンタクトをつけ忘れてきたことを思い出す。
(……ジョングク…………？)
……うん。あれはジョングクだ。
普通に歩いているはずなんだけどオーラがすごい。
あと顔がすごく怖い。……え、何で…？
ジュースを持ってボーッとそんなことを考えていると、目の前まで来たジョングクが、私の手を取ってすぐ近くの部屋のドアを開けた。
(……ん！？)
「いやいやいやいや！！ジョングク！！」
頭が回らないうちにいつの間にか部屋の鍵がガチャリと掛けられ、その瞬間ぎゅっと抱きしめられる。
「………………は？」
展開が早すぎて追いつけてない。ただでさえ仕事で疲れて頭がパンクしそうなのに、もう今何が起こってるか微塵も理解できてない。
ただ、ジョングクの力が強すぎて、背骨がバキバキいっている。
「ジョ、ジョングク、」
背中を叩けば、肩の上で相当深いため息が聞こえた。
JK「ごめんなさい。でも俺、今死にそうなんです。」
「……私も、ジョングクに絞め殺されそうだよ。」
JK「全っ然ヌナに会えなくて、ろくに話も出来なくて、もうパフォーマンス出来る気がしない。」
「私の話聞いてないよね？」
離れろ。という念を込めてジョングクの背中をつねれば、さらにきつく抱きしめられる。
「……ちょっと、そろそろ怒るよ…。」
JK「あとちょっとください……。」
一向に離れる気配のないジョングクに、諦めてされるがままになる。
(……あれ、)
……私今、ジョングクにタメ語だった…？
仕事では絶対敬語を使うと自分の中で決めていたのに、いつの間にかタメ語で話してしまっていた。
というか、こんなおかしい状態でこれだけ冷静になれるって、私相当成長したのかもしれない。
JK「……よし！ありがとうございました。」
やっと離れたジョングクが、さっきよりも明るい顔で私を見てくる。
「……あの、終わったんなら、私」
JK「え、まだです。」
部屋から出ていこうとしたら、両肩を掴まれグルンと180度回転させられる。
JK「もう一個、ヌナにして欲しいことがあるんです。」
……言っとくが、私はジョングクの彼女でもなんでもない。
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有彩色(プロフ) - あかさたなはまやらわさん» ご指摘ありがとうございます。全部修正したつもりですが、まだどこか間違えがあったらすみません。教えて下さりありがとうございました。 (2020年12月13日 13時) (
レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
あかさたなはまやらわ - ジヌン、ジアン、書き間違えかな(。・_・。)ノ (2020年7月16日 16時) (レス) id: 4828d3fec9 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - abcさん» 私も書いていて凄く楽しかったです！！最後まで読んでいただき、本当に本当にありがとうございました！！！！！ (2020年6月16日 22時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
abc(プロフ) - うわわわその後の2人をありがとうございます号泣です、、！！最高でした、、！！！ (2020年5月27日 1時) (レス) id: f333b14585 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - shining starさん» えwあるんですか！？ごま油検定！！ww適当に書いたのに衝撃です笑)コメント、とても嬉しかったです！！ありがとうございました！！ (2020年5月21日 23時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有彩色
| 作成日時：2020年3月12日 0時
