15 ページ15
彼らがいる場所まで案内すれば、ドアの前で固まるジアンさん。
(緊張してるんだよね……。)
凄くわかる。だって、彼らは世界のスターだから。いくら歳が近いとはいえ、そりゃあ緊張だってする。
「ジアンさん、大丈夫だよ。彼ら、すごく優しいし。」
ZN「本当ですか？」
「……え、っと、うん。多分。」
SY「多分って何よ。」
よし。と小さく呟いたジアンさんが、ドアを開けた。
ジアンさんの後に続いて中に入れば、彼らも含めて中にいた人達がいっせいにこっちを見る。
不安になったのか、ジアンさんが眉を下げてこっちを見た。
(が、頑張れ……！！)
気持ちを込めて頷けば、ほっとしたような顔をする。
(……な、なんだろうこの気持ち…。お兄ちゃんしかいなかったから、妹が欲しいという欲望が……。)
勝手にジアンさんに対して姉目線の気持ちになっていれば、いつの間にかジアンさんは自己紹介を済ませていて。
(すごい……もう打ち解けてる。)
笑顔で彼らと話すジアンさんに、思わず感嘆の声を漏らした。
JM「A。」
「何ですか？」
JM「あの人誰？」
「……新しいメイクの人です。ていうか今自己紹介あったじゃないですか……。」
げんなりしてジミンさんを見れば、不思議な顔でジアンさんを見ている。
JM「いや、珍しいんだよね。ジョングクが会ったばっかの人とあんな話してんの。」
ジミンさんの目線を追えば、ジアンさんと楽しそうに喋るジョングク。
JM「ね。Aが来た時は1ヶ月くらい苦戦したのに。」
「……ジアンさん、ジョングクと同い歳ですし。」
JM「そーかな。まぁそうだといいけど。」
意味のわからないことを言うジミンさんを怪訝な顔で睨めば、楽しそうに笑っていた。
JM「頑張ってね。」
「はぁ。」
何を応援されたのか分からなかったが、とりあえず返事をした。
ZN「Aさん！さん付けは堅苦しいので名前で呼んでください！」
「…え、ジアン……？」
ZN「はい！Aオンニ！」
(か、可愛すぎる……。)
私の生活に、ひとつ癒しが増えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3916人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
有彩色(プロフ) - あかさたなはまやらわさん» ご指摘ありがとうございます。全部修正したつもりですが、まだどこか間違えがあったらすみません。教えて下さりありがとうございました。 (2020年12月13日 13時) (
レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
あかさたなはまやらわ - ジヌン、ジアン、書き間違えかな(。・_・。)ノ (2020年7月16日 16時) (レス) id: 4828d3fec9 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - abcさん» 私も書いていて凄く楽しかったです！！最後まで読んでいただき、本当に本当にありがとうございました！！！！！ (2020年6月16日 22時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
abc(プロフ) - うわわわその後の2人をありがとうございます号泣です、、！！最高でした、、！！！ (2020年5月27日 1時) (レス) id: f333b14585 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - shining starさん» えwあるんですか！？ごま油検定！！ww適当に書いたのに衝撃です笑)コメント、とても嬉しかったです！！ありがとうございました！！ (2020年5月21日 23時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：有彩色
| 作成日時：2020年3月12日 0時
