紅一点ですが優しくされる気配がありません ３

朝のお願い ページ5

JK Side








知ってる人もいるかもしれないが、ヌナはジミニヒョンのアラーム係になっている。






だから、ジミニヒョン以外のメンバーは、お互いに起こし合っているのだが、最近ヌナは俺のアラーム係にもなったらしい。






本人は心底めんどくさそうな顔をしていた。





「なんで朝からジミン以外のやつの顔も見なきゃなんねーんだよ。無防備な顔はジミンだけでおなかいっぱいなんだよ。」




JK「それ俺に言わないでくれます？」






夜、しっかり俺の顔を見ながらヌナはそんなことを言ってきた。






JK「別に、嫌なら起こしてくれなくてもいいですよ。」



「できることならお前なんか起こさねぇよ。」(即答)




JK「1回殴っていいですか？」









この人のジミニヒョン愛はやばいと思う。
たまにジミニヒョンに嫉妬してしまうこともあるが、こういう時は、ジミニヒョン可哀想だなって思う。







「ジミンに言われたんだよ。ジョングクが最近全然起きてこないから、ヌナ起こしてあげてって。そんなこと言われたら従うしかないよね……。」





JK「……へぇ。」





「てことで明日起こしに行くから、すぐ起きろよ！！」









おやすみ！と叫びながら自室に戻って言ったヌナを見送る。









(……どうしよう俺もすごく嫌なんだけど。)








あの人絶対朝からボリュームマックスで来るに違いない。


俺がいちばん嫌いなタイプだ。


朝は耳に優しい声と音で起きたい派なのに。←









(……あぁ……寝たくない……。)









明日の朝の目覚めを考えて、憂鬱な気分になった。

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